内容説明
本書は大変好評を得ている『ISMシリーズ』の第2巻である。著者が実際の現場で集めたフィールドデータを材料にして、現場視点と統計モデリング視点とで複眼的に考察し、素直にデータを見ることによってフィールドワークだけでは得られない発見を出来ることを詳説している。数理を得意としないフィールドワーカーと、フィールド経験が少なくフィールドデータに馴染みの薄い数理系の読者を対象としている。
目次
1 統計モデルによる定量化とAICによるモデルの評価―どのくらい大きくなると花が咲くか
2 最小2 乗法と最尤法,回帰モデル―樹木の成長パターンとその多様性
3 モデリングによる定性的分類と定量的評価―ペンギンの泳ぎ方のいろいろ
4 AICの導出―どうして対数尤度からパラメータ数を引くのか
5 実験計画法と分散分析モデル―ブナ林を再生する
6 データを無駄にしないモデリング―動物の再捕獲失敗は有益な情報
7 空間データの点過程モデル―樹木の分布と種子の散布
8 データの特性を映す確率分布―飛ぶ鳥の気持ちを知りたい
9 ベイズ統計への序章―もっと自由にモデリングしたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tsukasa Fukunaga
1
良書だった。仮説検定をベースにした統計学ではなく、AICに基づく統計学についての入門書。AICに基づく統計学の入門書と言えば、久保先生の「データ解析のための統計モデリング入門」があるが、久保先生の本はRのコードを載せたり、なるべく数学的な説明を省くなど、かなり実践的な内容に因っているのに対し、本書はより統計学の入門書に近い内容になっている。 2014/05/04
YM
0
フィールドデータによる統計モデリングとAIC (ISMシリーズ:進化する統計数理)2012/09/18
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