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内容説明
北海道で起きた「箱折」連続殺人事件。その真相を追う専従班の刑事・阿久津亮平は咽喉科医師の四鐘彰久と出会う。捜査が複雑化する中、元道警刑事部長・角鉢の「箱折」死体が発見! 現場に向かう阿久津に四鐘からの連絡が入り、事件の真相のため、急遽会うことに。自宅で待ち受けるため、意気揚々と運転する四鐘の車に激突したのは、謎の外国人、ガブリエッレだった! 躊躇なく銃弾を撃ち込むガブリエッレ。倒れた四鐘は、いずこかへ連れ去られたのだった!!! 四鐘の行方は? そして「箱折」事件の謎は…!? サスペンスを超える展開に目が離せない第3巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
52
帯の言葉が真逆のシショー(宇多丸氏)で絶叫しかけ、表紙を見て「お願いだから下を履いてッ!」と思った巻。しかし、そうなっているのはああいう事があったからなんですね・・・。悪魔祓いするフェデリオに望むがままの姿で惑わす四鐘の姿は『コクソン』や『ウィッチ』、場所的に『ハンニバル』を思い出させる。あの牛達は「ファラリスの雄牛」と掛けているのか?しかし、悪魔をも凌駕する、色んな意味で狂い、冷酷な「普通」の人々の方が醜悪で悍ましい。そしてあんな事故YOU-TUBERと言うだけでスルーする日本人にも色んな意味で戦慄する2018/10/26
眠る山猫屋
45
ミステリじゃなくなっちゃったよ?面白いんだけど。登場人物紹介がネタバレ過ぎる。お蔭で内容把握が楽でした(苦笑)四鐘先生が何故か嫌いになれません、むしろ好き。反対に、奥さんの失踪が親友と先輩方の共謀だったなんて。阿久津の周りの警官にはクズばっかりじゃないか!だからこその藤さん、死なないで!2018/10/20
しましまこ
28
予想外の展開!ソコ行きますか!恐ろしいが続きが読みたくてた堪らない。どこに行き着くんだろ。2018/06/27
miyu
23
バンチ誌で毎回丁寧に追っているがコミックになるとまた印象が変わるのが梶本レイカのデフォルト。なので両方を手にして初めてその素晴らしさが完結すると思う。あっという間の3巻目発売、なんて喜ばしい。でもなんだかどんどん深く潜行し始めたようで怖い。最初から読み直さないと置いてけぼりにされそうでもあるし。レイカちゃん先生の描きだす物語は予想を覆すものばかりなので余計なことは何も考えずについていくのが一番よいのだ。それでもついつい、あれこれ想像してはニヤニヤドキドキするのが楽しくもある。一体何処へ連れて行かれるやら。2018/06/15
近藤
19
今まで読者が信じてきたことが全部ひっくり返る三巻。殺人鬼よりも醜い狂気をはらむ自称善人達。みんな狂ってる。阿久津刑事は真実に行き着くことができるのか。何も予想できず期待できないストーリー運びが奇妙な興奮を掻き立てる。面白かった。2018/07/10