内容説明
著者の体験をもとに、強く明るく生きる少年・中岡元の姿を通して、原爆の恐ろしさ、命の尊さ、そして平和への強い願いが込められた名作。
やくざになった隆太たちは、足を洗ってやり直すため、自分たちの家を建てた。ある日、元の母が血を吐いて倒れ、原爆被害を調べにABCCに行く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
104
隆太と再会し浮浪児たちの家を建てたゲンは被爆後3年で原爆症に倒れた母のために仲間と金策に奔走。4巻はヤクザと警察、議員、医師、米兵の癒着が描かれ、権力者や富裕層の辛辣な造形は1巻での"戦争は金持ちが起こした"という見解が通底する。隆太の超法規的行動なしで窮地を打開できないのが深刻。また、酒に溺れる長兄、悲観する次兄、顔がケロイドになった少女たち、無気力な元作家など戦争で変貌した人生を呪う言動も重点的。米軍による隠蔽操作、被爆者のモルモット扱いなども交えて、人物再登場と生の意欲の蘇生が話に厚みを齎している。2023/08/13
のぶのぶ
16
ABCC、原爆の実験、原爆症の標本というのに、驚いた。骸骨を売る、買うのもどうだろう。医者や市議会議員もどうだろう。ピカにより被害を受けた方々が辛い思いをして、救いがないのはどうなのだろう。顔に火傷をおった女性が出てくるが、本当にひどい仕打ちには心が張り裂けそうになる。元君が曲がらない一本義なところ、相手を思う気持ち、本当の悪に立ち向かおうとする心意気に感動する。「しょうがない。」をすぐ使ってしまう自分に渇を入れたくなる。ピカによりたくさんのものを失った登場人物たちが救われることを祈り、5巻へ。2016/09/11
にゃむこ@読メ13年生
10
戦後三年(昭和23年)、金のない者は生死の境をさ迷おうとも病院に入院もできない一方で、ヤミ市等で財をなした成金たちは賭場で博打に明け暮れるなど、貧富の差が如実に現れる。戦後70年近く経った現代では生き方や価値観は多種多様だが、当時は「世の中、金」、それしかなかった。それがなければ、生きることすら難しかった時代が確かに存在したことを忘れてはならない。2013/08/09
むきめい(規制)
7
助けたのに2018/10/14
地下鉄パミュ
7
隆太の恐ろしさ大全開。やってはいけない事ではあるが、おばちゃんの為にやった事で怒れない。良くやったと誉めてあげたい。クソな町内会長の再登場で不穏な空気が流れる。英子姉ちゃんのそっくりな夏江との再会。立ち直ることが出来るのか心配ではあるが生き甲斐を見つけ頑張って欲しい。お母さんの病気も心配。第二部の物語が急速に動き出した感じだが行く先は不安ばかり。2017/02/11
-
- 電子書籍
- なおりはしないが、ましになる(2) ビ…
-
- 電子書籍
- 再会は甘くせつなく ハーレクイン




