中公文庫<br> 新装版 奉行始末 闕所物奉行 裏帳合(六)

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中公文庫
新装版 奉行始末 闕所物奉行 裏帳合(六)

  • 著者名:上田秀人【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 中央公論新社(2018/04発売)
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  • ISBN:9784122065611

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内容説明

岡場所から一斉に火の手があがった! 家斉の死後、巻き返しを図る側近と、江戸の闇の支配を企む狂い犬の一太郎が最後の賭けに出たのだ。大惨事を阻止せんとする扇太郎と遂に最終決戦を迎える。幕府の走狗になりきれない貧乏御家人が義憤に燃えて奮闘する、大人気時代小説シリーズ新装版、堂々完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

96
闕所物奉行 裏帳合「奉行始末 」6巻完結。小悪党の扇太郎さん、水野越前守忠邦と鳥居耀蔵をうまく使い分け最後は江戸の大惨事を始末して、朱鷺との安息の場所を見つけましたねあっぱれ。2018/08/12

はかり

15
シリーズ6冊目読了。これが最終巻だそうだ。狂い犬の一太郎が江戸を混乱に陥れるため、火つけに走る。これを阻止しようと水野備前守の命を受け、一太郎を駆除すべく扇太郎が動く。双方の手下らの闘いが壮絶、気が遠くなりそうだ。結局、あっけなく幕府は倒れ、維新の時代となる。鳥居耀造の開国阻止が実らず時代は動いたか。2021/02/27

ばるたん

3
最終巻、とても読み応えのある巻でした。特に江戸を巻き込んだ闇の闘いはついつい時間を忘れて読んじゃいました。その後、本シリーズの続編を知ったので読み始めます。。2021/01/30

Re:胡乱(うろん)

3
上田秀人は面白い。 完全に個人的な感想だけど、罪人の罪に応じて財産を取り上げる、闕所物奉行という、全く日の目を見ない江戸時代では末端の役職を主人公に取り上げる慧眼。 禄低い割に怨みを買う、庶民の感覚も持ち合わせた武骨な剣士が主人公なのは上田シリーズの定番だけど自分の意思とは無関係に権力に走狗にされたり、浮かび上がるよりも明日の糧と今の生活を気にする所が小物の自分をかさねあわせてしまう。 朱鷺のいじらしさが、「ヤバい」ヤとしか語彙力低い揶揄しか出来ないくらい愛おしいくなるのは扇太郎だけではないはず…。2019/12/29

プレミアムモルツ

2
堂々の完結。本シリーズ、展開が早く面白かった。新シリーズが始まるようだが、扇太郎は新しい時代をどう生きていくのだろう。2018/08/05

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