中公文庫 新装版 娘始末 闕所物奉行 裏帳合（五）

著者名：上田秀人【著】

中央公論新社（2018/02発売）

• ISBN：9784122065093

内容説明

借金の形に身を売られた旗本の娘の自害が相次ぐ。改易を恐れた旗本が娘に自殺を強要していたのだ。扇太郎が預かる元遊女の朱鷺にも魔の手がのびる。江戸を揺るがす事件に乗じて町奉行の座を狙う鳥居、岡場所の利権を欲する一太郎、政権奪取を図る家斉派の幕閣の思惑が交錯する中、扇太郎も覚悟を決める。待望の新装版第五弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

闕所物奉行 裏帳合「娘始末」5巻。遂に鳥居耀蔵から水野越前に乗り換えたのか、朱鷺を守り、扇太郎の命を狙う一太郎との決着がつくのかいよいよ次巻が最終刊巻木っ端役人の強かさがみたいですね。

2018/08/07

[わたしは元気]

ハラハラ、ドキドキ、どんな結末になるのかしら。

2020/12/06

[ばるたん]

善と悪？敵と味方？が明確となり、いよいよ大詰めの決戦。次号へ。。

2021/01/28

[jinya tate]

あなたの顔を見たとき死にたくないと思って、急に怖くなった、なんて言われてみたいものだ

2021/02/19

[プレミアムモルツ]

旗本が家を守るために娘を売る。今度はその旗本が自分を守るために娘に自害を迫る。この世の地獄だ。そういう父を持っ朱鷺に、笑う日が果たして来るのか。

2018/05/31