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内容説明
人が人を殺す深い快楽…すべては脳の中に。
警視庁捜査一課の管理官・鐘巻は、連続殺人犯“写真家”を殺害した容疑で、脳科学者・神宮を逮捕する。
神宮は「自分は何人もの殺人者“達”を創り出した」と告白。そのリストと引き替えに、神宮の息子で死刑囚・神宮正義の再捜査を要求する。
正義はかつて国家転覆を図ったカルト教団の教祖。
さらに神宮は、息子を逮捕した伝説の名刑事・油小路を捜査に加えるよう迫る―――
ここに、猟奇殺人を追う捜査室が誕生した!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
86
芳崎さんの主なコミックを読んでしまっているので、最近新しいシリーズが始まったようで手に取ってみました。話の原作者は、浦沢さんとよくタッグを組む(Monsterなど) 長崎さんの別名だと思われます。このはなしもそのような分類に入るのでしょう。ただほかの方も書かれているようですが芳崎さんのコミックだと若干明るすぎる感じがします。内容的には諸星さんあるいは星野さんのような感じがほしい気がしました。2018/02/11
しましまこ
16
連続幼女殺人犯のアジトに乗り込んでみれば、犯人の死体と「弟子を殺してしまった、私こそ真犯人」と言う老人。脳科学者の老人は電磁パルスとカウンセリングで殺人犯達を造り出した、リストが欲しければ息子を助けろと言う。息子は国家転覆を図ったカルト教団の教祖で死刑囚。それは冤罪、彼は善き人、聖者だと...面白い~!早く続きが読みたい!!2016/05/04
へへろ~本舗
12
脳科学で殺人者を創る、そして、対極として聖者を…。サイコキラー達に挑むは伝説の名刑事と仲間達。次から次への展開が待ち遠しい。次巻、早よ!2016/03/24
G
11
「脳科学によって殺人者は創れるのか?」元叩き上げの警視正、油小路輝男と鐘巻管理官。更にキーパーソンとなる、大量殺人を行った宗教団体教祖、神宮正義。彼らを中心に連鎖する快楽殺人の謎を追っていくという話。オウム的宗教テロ、聖書の暗示、拷問道具、殺人者製造…どれも手垢のついたアイコンが並んでいるという印象。展開もキチンと整理されているかは微妙だが、強烈なネタが盛り込んであるということは確か。「レッドドラゴン」と「鉄鼠の檻」を混ぜたような感じ。今後に期待。2016/04/14
利華花遥
9
この原作作画の組み合わせを初めて読んでから10年以上。もともと好きだったけど、今までになくすごく読みやすくなってる。洗練された上に、またまったく新しい世界観を見せてくれた感じ。登場人物もすみずみまでバラエティ豊かで魅力的(リョンはなにか一事情ありそうだ)。アクの強い題材でも間口が狭いわけじゃないのでだいぶとっつきやすかった。ドラマチックな割に絵も話ものびのび描いてる雰囲気で本領発揮のこれからの可能性期待大。2016/04/10




