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内容説明
いよいよ法廷闘争へ…運命の判決は!?
遠隔操作ウイルス事件で誤認逮捕され、当初は否認していたものの罪を自白した19歳青年が、保護観察処分となった。
ところがその後、冤罪だということが判明したのは記憶に新しい。
捜査機関が、青年が真犯人であるという自分達に都合の良いストーリーを創作し、それに従った形で強引に自白を引き出したのは明らかだ。
しかし本作品を読めば、そんなのは日本の検察では当たり前のことに過ぎないという事実を知ることになるだろう。
「背任」と「偽計業務妨害」で逮捕・起訴された元外交官・憂木衛の主戦場は裁判所となった。
憂木が取り巻きにいい顔したいため、外務省の関連機関からカネを引き出し、イスラエル人教授夫妻に日本旅行をプレゼントしたと検察は言う。憂木がイスラエル出張したのも、公金で観光旅行をしたのだと。
憂木が反論すべくイスラエル人教授を証人として呼ぼうとしても、来日したら逮捕するかも…と検察は教授を脅迫し、外務大臣は公判で外務省職員の証言を禁止する。
卑劣で汚い東京地検特捜部と外務省の前に、このままでは有罪確定……絶体絶命の大ピンチ!
憂木に反撃のチャンスはあるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wisteria
9
どんなに清く正しく真実と正義を貫こうとしても、汚く捻じ曲げて潰そうと仕掛けてくるのが、まさかの検察庁。シナリオを作られたら最後。何という世界。私達国民は正しい情報に触れられているのだろうかと不安になった。憂木と高村検事の長かった対決と突然の別れ、最後はニヤリとさせられた。2017/12/15
Yapuppy
8
頭がしびれた。宗教学を学ぶと深い人間関係に詳しくなるらしい。絵柄は日野日出志ではなく楳図かずおに近くなった。"某拘置所のあの人物の隣の部屋"というのは私も行ってみたい場所の一つではある。どうやったら行けるのかは分からないが。巻末の"三銃士"に呆れたが三銃士を読みたくなった。2013/04/28
ぐうぐう
8
『紳士協定』のエピソードまで織り交ぜて描かれる『憂国のラスプーチン』最終巻。佐藤の著作の中でこれまで何度も紹介されている、拘置所で隣り合わせた連合赤軍元メンバーの死刑囚のエピソードも出てくる。彼のことは、よっぽど佐藤にとって印象的な出来事だったのだろう。2013/01/02
黒川ケンキチ
5
憂国のラスプーチン」が面白い。佐藤優、真のインテリゲンツィアかどうか、毀誉褒貶激しいが、これほど個性的で魅力的な人はそういない2012/12/29
おもろい於間抜
4
1巻から6巻まで読んだ。佐藤優は「15の春」が既読ですが、本書で描かれている彼は好青年。そんなことはないだろ、と思っていた。印象操作に引っかかるのが僕と再認識。今回のこと、欧米は『ロシア』という『国家』がなくなることを恐れているのではと思えるようになった。2023/01/28
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