内容説明
大勢の従者も荷物もふり捨てて旅立ったアナンシア王女とアルダ・ココたちは、途中、ルダート王子と魔法使いラダを見つけた。彼らを追い、ある朽ち果てた遺跡にたどりついたとたん、魔法の爆発により見知らぬ町へと飛ばされてしまう。そこは、精霊の意志により成り立つ幻の都市<パス・エデス>。緑と水と花にあふれた美しい都で、一行を待ちかまえる謎の力――。冒険ファンタジー、新展開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
枯伍
5
旅の途中で幽閉されていたはずの王子ルダートと魔法使いラダに遭遇する一行。追いかけれていった先で謎の魔法力がはたらいて砂漠の中の楽園に飛ばされる。楽園という名の牢獄から抜け出すためにラダの魔法が役に立ったり、懐かしい人の名前がキィワードだったりしてちょっと切ない。時空を超えて愛し合った二人が引き裂かれるのもつらいね。それらを呑みこんで旅は続く。2018/11/17
実月
4
龍のことがまた少し分かった巻でした。龍といえど失敗はするんだ、みたいな。それにしても、ロードリオンの決意は格好よかった。自分は龍を連れて帰れないと知りながら、王家のため、子孫のため、そしてなにより死んだ仲間のために、決して諦めようとしない。素敵だ。2012/11/29
くっきー
3
ロードリオンの決意とオベロの切ない想いが印象的な巻。徐々にヨールの秘めている謎も匂わされてきていて気になるし、ルダートの考えも謎で気になるし…。続けて読まなきゃ。2017/01/09
roomy
3
シリーズ物は最初から読んだ方がいいね。これだけでもおもしろかったけど2011/10/10
ジュリ
2
アルダ・ココたちが迷った宮殿の美しさが想像でき、きれいでいいなと思った。2013/09/20