ビッグコミックススペシャル<br> 藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿

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ビッグコミックススペシャル
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿

  • 著者名:藤子・F・不二雄【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 小学館(2018/02発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091762016

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内容説明

藤子・F・不二雄のSF短編112話を全8巻に完全収録した“PERFECT版”が登場! 鋭い風刺精神を存分に発揮した「藤子美学の世界」にどっぷり浸かれる作品集!

ある日突然、ある町のスーパーマーケットのむすめが、スーパーマンになってしまった。「女の子のくせに、えらいものになってくれたね」と嘆く両親だったが、町内会長がやって来て、「スーパーマンの店と大はやりになるだろう」と言ったことから、両親は大喜び。「がんばってスーパーマンをやりなさい」と言われるものの、むすめは何をしたらいいのかわからず……(第1話)。
乗っていた惑星間航行ロケットが故障し、生き残ったのはオレ1人。水、食料ともに底をついたが、救助艇がくるのは23日後だという。やっとの思いで不時着した地球型の惑星。そこには低い段階ながらも文明があり、ミノアというかわい子ちゃんとも出会うことができた。ところが、その文明というのが実は……(第2話)。

目次
第1話 スーパーさん
第2話 ミノタウロスの皿
第3話 ぼくのロボット
第4話 カイケツ小池さん
第5話 ボノム=底ぬけさん=
第6話 ドジ田ドジ郎の幸運
第7話 じじぬき
第8話 ヒョンヒョロ
第9話 自分会議
第10話 わが子・スーパーマン
第11話 気楽に殺ろうよ
第12話 アチタが見える
第13話 換身
第14話 劇画・オバQ
第15話 イヤなイヤなイヤな奴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Eradist

12
[Kindle]全8巻。大巨匠による大人のためのちょっと不思議短編集。どこにでもいそうな主人公が不思議なことに巻き込まれるパターンが多いのですが、ドラえもんなどの子供向け作品と違って設定が緻密でリアルでご都合主義な点が少なく考えさせられる作品が多いです。絵柄が可愛らしいのに内容はどぎついのもありギャップが凄いです。作者もリチャード•マチソンやキングなどを好んだらしく、藤子不二雄先生の解釈で作り直した作品もあると思います。大人でも楽しめる上質のSFエンターテインメントです。2020/05/14

kei-zu

11
小学生の頃、近所の床屋で読んだゴールデンコミックス(小学館)版「ミノタウロスの皿」は衝撃的だった。 小学生の価値観をひっくり返してしまったのですから、F先生の手腕はさすがです。 それにしても、F先生が描く女性の身体は、描線がプレーンである分、かえって直視をためらわさせるような艶めかしさを感じさせませんか?2021/01/07

コリエル

8
これが猿の惑星オマージュだなんて思いも至らない小さい頃に読んでトラウマになったミノタウロスの皿など、F氏のブラックユーモアに満ちた奇想の短編が盛りだくさん。気楽に殺ろうよは主人公に同情する。2018/04/23

KN/時間が取れないのでただ今記録のみ

8
カニバリズムの要素がある表題作「ミノタウロスの皿」目当てで手に取りました。後味の悪いものや考えさせられる内容が好きなのですが、この短編集はとにかく当たり。めちゃくちゃ面白かった。人が死ぬしおっぱい出まくり。いつかどこかで読んだヒョンヒョロも入っていて、これほんとウワーッてなって好きです。もちろん目当てのミノタウロスの皿も拍手喝采。酒宴の席で振る舞われる名誉ある存在……ミノア本当に可愛いしやるせない……。シリーズから何作か出てるので読もうと思います。2018/04/13

Dr.strangelove

7
日常を不条理に襲われる事の恐ろしさ。子供時代に読んでしまったら、ちょっとトラウマになりそう。「ヒョンヒョロ」のラストには背筋が寒くなりました。そしてQちゃん・・・改めて見ると滑稽でかわいくて切ないオバケだな。2014/02/21

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