ガガガ文庫<br> 異世界修学旅行7

個数:1
紙書籍版価格
¥672
  • 電子書籍
  • Reader

ガガガ文庫
異世界修学旅行7

  • ISBN:9784094517187

ファイル: /

内容説明

出逢いと別れの異世界修学旅行、最終日!

異世界修学旅行、そして伝説へ!

修学旅行の最中に突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共にクラスメートを捜しながら修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。
ついに、残るクラスメートはあと一人。
そしてその最後の一人、山田という少年は、大方の予想通り、浩介たちより先立ってこの世界にやってきて、魔王を倒し、世界を平和に導いた勇者となっていた。
世界を救った勇者は、やがてもとの世界へ――日本へと還っていく。
そんな、この異世界で何度も繰り返された筋書きをなぞるはずだったが、事態は予想外の方向に進んで……。
「ぼ……僕は、日本には還らない! この異世界で、これからも勇者として生きていくんだ!」
帰還を拒否する勇者山田を何とか連れ戻そうと、異世界を巻き込んだ最後の大騒動が幕を開ける!
そしてその最中、浩介は旅の終わりが近いことを意識する。
「おぬしらは、日本へ還っていってしまうんじゃよな。妾を置いて――」
クラス全員揃っての日本への帰還――異世界修学旅行の終わり。
それは、プリシラとの別れでもあった。

異世界から日本へ還ってゆく修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第七弾!

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

39
家に帰るまでが修学旅行、異世界修学旅行これにて完結。世界を救った訳でも、世界を大きく変えた訳でもないけれど、みんなで異世界を旅し、異世界で様々な思い出を作ってきた沢木たち。そんな彼らの修学旅行もこれで終わり。少し寂しいけれど、修学旅行を通して成長した彼らの姿を見れたのは感慨深い。最後の最後まで賑やかで騒がしくて楽しい。だから読んでいて思わず羨ましくなる、そんな素敵な修学旅行を描いたいい作品でした。プリシラ、沢木、ハイファンタジー宝田、綾ちゃん、この作品に出てきたキャラクターみんな好きだ。2018/02/22

流言

23
修学旅行は、終わらない。生徒会長若王子。千年前の勇者先生。そして世界を救いしもの山田。色んなことがあったようにも思えるし、思ったほど劇的なことはなかったような気もする。そう考えると、この修学旅行は人生の縮図のようであった。コツコツと積み重ね、頭を悩まし、そして予想外の出会いがある。まだまだ輝く日々が沢木たちを待っているかのようで、ここで別れを告げるのは惜しくさえある。あとがきに主要メンバーへのコメントがあるのも楽しかった。坂上先生、本編で出番が少ないと思ったら新聞連載で活躍してるのね。次回作も期待したい。2018/03/21

わたー

22
★★★★★楽しい時間はいつか終わるものだとしても、いざその瞬間になると寂しいものだ。というわけで、著者の最長のシリーズであった本作も最終巻。最後のクラスメイトはソロプレイで世界を救った引きこもり勇者。彼の説得のためにプリシラが発した言葉が胸にくる。愉快な仲間と別れ、たった一人残される。これまでの珍道中が面白かっただけに余計に彼女の慟哭が刺さる。それでもいつかは日常に帰らなければならない。再会の約束とともに旅行は終わる。ああ、とてもいい作品だった。勿論、エピローグも含めて。2018/03/04

活字スキー

21
ああ。やはりそうなのか。覚めない夢はない、修学旅行はいつか終わるのだ。本来ラスボスであるはずの魔王が倒された後の世界で始まった、笑いと感動に彩られた冒険の日々のラストイベント。勇者よ出でよ、その力を我が前に示せ!ぶっちゃけシリーズ終盤は駆け足気味で、告白前にもう少し綾ちゃんのキャラを掘り下げる展開が欲しかったかなー。まあ、自分はハイファンタジーさん派だけどね!みんなみんな、ありがとう!楽しかったよ! 2018/03/09

ツバサ

20
家に帰るまでが修学旅行ですよ。てなわけで最終巻です。やはり、売り上げが… いやいやそれは無粋か。単純に読んでいて楽しくて、こいつらのクラスに入ったら楽しくて仕方ないんじゃないかと思ってました。感情移入しまくりでした。なのでこの楽しく愉快で、ギャグが沢山あったこのシリーズが終わりなのが寂しく仕方ないです。ここで本編は終わりますが、番外編の1冊が残ってるみたいなので、最後の最後までお付き合いしますよ。沢木、何とは言わないがもげろ。2018/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12625919
  • ご注意事項