内容説明
「この唐の国をそっくりそなたに進呈しよう」小田原城が陥落、奥羽の伊達も帰服して天下統一の成った秀吉は、唐土の地図を広げ、さらなる野望を茶々に語る。加藤清正に名護屋城を完成させ、小西行長と競わせるかのように、朝鮮国へと大軍勢を派遣した。当初は快進撃を続ける日本軍だったが……。見果てぬ夢、力、そして人々の悲哀――大河歴史小説、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
如水
28
最終巻。話は少し飛んで小田原征伐から秀吉死去迄(小牧・長久手は回想のみ)。キーは『欺瞞』かなぁ。何がって全てが💧まず此処迄来ると話が『信濃戦雲録』では無い。本のオビの『善光寺如来の流転の結末は?』と書いているのでそれ中心だと思っていたら触れているのは少しだけ。此処迄計5冊出ていて『戦国と言えば謀略・策略!』と言えたのがこの巻は秀吉に陰りが出て内部派閥抗争が浮き彫りになるので、謀略では無く欺瞞。朝鮮の役(文禄が主体)が主体見たいな感じ。作者も後書きで『整合性一貫性を欠く』と書きますわなぁ~と言う状態😢2020/03/25
読書国の仮住まい
3
ボリューム 賤ヶ岳の戦い後から全国統一、朝鮮出兵を経て秀吉墜つまで 世界観 織田家を結果として乗っ取り、反発する勢力も排除。 全国の有力大名も屈服させ太閤まで上り詰める秀吉。 次なる野望の地は唐土。 しかし悪条件も重なり予想以上に苦戦。 小西行長は相手と共謀して、その戦いを終わらせるのだが…。 補足事項 望月の家系とか忘れちまったよ。 本当の最後で作品タイトルが信濃に繋がった。 むしろ副題の驕奢という言葉が秀吉の晩年に相応しい。 独裁者が暴走したら誰も止められないし、とばっちりはいつだって下々の民や部下。2024/02/12
ほにょこ
2
★★★☆☆ やはり晩年の秀吉は魅力的には描かれていないですね。 朝鮮出兵の話は新鮮味があって面白かったです。 信濃戦雲録というには違和感のある内容でした。 2019/11/18
(ま)
2
完結。善光寺如来が主人公?2017/11/19
カミツレ
1
他の方もコメントされているように、もはや「信濃戦雲録」ではなくなっている。1冊ほとんど朝鮮出兵である。ひとりの人間が強大な権力を持つと、こうなることもあるよという実例だ。「止めた方がいいって殿」「無茶だって殿」と言われなくなる驕奢の果て。
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