ジャンプコミックスDIGITAL Dr.STONE 3

著者名：稲垣理一郎【原作】/Boichi【作画】

集英社（2017/12発売）

• ISBN：9784088812885

内容説明

コハクの村にやってきた千空は村人たちを仲間にしようと目論む。手始めに科学対決を制し少年を助手にゲットした千空は、コハク姉の病を治そうと万能薬開発に乗り出す。科学王国を興すための挑戦が始まる!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

もう、めちゃくちゃワクワクする！手作りでどんどん文明ができていくし、できたときの嬉しさ。あとジャンプ漫画らしく展開がまったく停滞しないねー。予想の三歩先読ませてくれる感じがたまらん。漫画としても絵や見せ方、テンポが抜群。

2019/09/19

[こゆ]

小4の子と共読本。石化から目覚めた人の子孫が集う集落に出会った天空。村人を科学王国の国民にするべく奮闘する巻。村人が多すぎて覚えられないけど、スイカは可愛い。鉄・ラーメン・電気を手に入れる。ストーンワールドでの科学の発達があまりにもうまくいきすぎ感はある。仕組みを知っていても、原始時代では原料やら設備やらを整えるのに苦戦しそう。猫じゃらしが小麦に似ているとは気づかなかったな。天空も科学の天才だけど、先人の知識を吸収する機会がなく自力で科学を探求したクロムはもっとすごい。あと、漫画家さんの後書きに感動。

2023/10/07

[たまきら]

世代を重ねている住民に出会った蘇りチーム。彼らのなかにも科学少年がいるところが素敵です。（女子もいたらいいのにな…）と少し思っちゃったけど。村人を懐柔するために色々派手めな化学実験をするところが楽しいです。そしてこれこそ大切、製薬技術が登場します。コロナがあったから余計娘には印象深かったんじゃないかな。

2023/08/19

[トラシショウ。]

司の打ち立てるであろう「帝国」に対抗するべく、優れた戦士にしてお転婆娘のコハクの村の人々を人手(マンパワー)として獲得する為の千空の長い苦難の始まり。「ワイルド(過ぎる)桃太郎」とかのパワーワードでクスリとさせておいてから、そこに潜む真実を匂わせる事で次への関心を切らさない。石器時代に等しい文明レベルから遅々とした展開になるかと思わせ、一冊で一気に製鉄から発電まで一足飛びに進む破格のテンポの良さが素晴らしいドライブ感を産む。理屈で土台をしっかり塗り固めた、少年漫画の旨味が詰まってるよ(以下コメ欄に余談)。

2017/12/11

[緋莢]

千空が助けた少女・コハクが住む村は復活者の子孫たち。手始めに科学を〝妖術”と呼ぶクロムを引き入れる千空。「人類の２００万年は今 全部――俺のここにある」と自分の頭を指しながら言う千空ですが、決して大袈裟な表現じゃありません。クロムが磁石を持っていた事から砂鉄を集め 鉄を作り、さらには雷を利用して強力磁石を作り、その強力磁石を使って、発電機を作成と帯の言葉通り「文明のネクストステージ」を駆け上がっていきます。スイカの殻を被りっぱなしのスイカちゃん、カワイイです。

2018/05/05