内容説明
取り戻した平穏も束の間、今度はテスフィアに、唐突な婚約話が持ち上がる。そんな中、アルスは学院に突然訪れた、ある人物&奇妙な襲撃者と対峙することに。さらに「7カ国元首会談」をめぐり、アルファの美しき元首・シセルニアまでもがアルスに接近してくる。急遽、彼女の護衛を務めることになったアルスは、訪れた会談の舞台で、各国元首およびその護衛役のシングル魔法師らと対面。だがその場には各国のパワーバランスをめぐり、不穏な気配が漂っていて……!? 「親善魔法大会」開催を控え、波乱の予感が加速する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
19
テスフィアに唐突な婚約話が持ち上がる中、近づく親善魔法大会開催と7カ国元首会談。そしてアルスは学院に突然訪れたある人物&奇妙な襲撃者と対峙する第四弾。貴族の義務として結婚は認識しつつも魔法師であることを望むテスフィアと母・フローゼのすれ違い。軍首脳や元首会談でも誰が相手だろうがブレないアルスの態度には苦笑いでしたけど、振り回されがちなアルスにやきもきするロキや、フェリネラの育んできた想い、方針転換したらしいフローゼの思惑といったアルス周辺の動きも気になるところですね。親善魔法大会がどうなるのか楽しみです。2017/12/01
一輪
2
まずまずかな ようやくテスフィアに焦点が当たった気がする というのも、テスフィアの母親が登場して親子の関係が明瞭に描かれたからである それぞれに想いがあるにもかかわらず、すれ違う様がもどかしい ただし、テスフィアの家に遣える執事が緩衝材になっているのが救いか テスフィアには成長してほしいと思えた 後半ではアルスが所属するアルファ国元首シセルニアとその側近リンネが登場 しょうもない登場だったが、素質はある程度でもちゃんと備えているようだ 開催間近の親善魔法大会がどうなってしまうのか気になるところ2019/10/07
真白優樹
2
テスフィアに縁談話が持ち上がる中、アルスが元首の護衛で不穏渦巻く会議へと向かう今巻。―――自らの道をゆく、それは簡単に在らず。テスフィアの道を塞ごうとする母親との対峙、そして他国の首脳や最高戦力達との不穏入り混じる会談。平穏な隠遁からどんどん遠ざかるアルスが、どこか不機嫌に、自分の自由を奪おうとする者達に対峙する今巻。確かに一つの事件は終わった。だがここからが新たな始まり。彼を世界は放っておかず、世界は彼を中心とし一つの動きを見せる。果たして、不穏渦巻く親善大会の行方とは。 次巻も須らく期待である。2017/12/04
キリトン
1
テスフィア回と今後の展開準備。外野からのアルスへの視点があり、すばら。この巻が今んとこ1番面白かったまであるな、次巻にも期待が持てそう。2018/01/29
sao
0
読了。2017/12/10