内容説明
「日本にイスラム革命のような復古運動が起こった」「女官に囲まれ化粧をしていた天皇が突然、軍服姿に変身」「自分の命を国家に捧げる日本人はまるで古代のスパルタの民のようだった」……神風連ら士族反乱から日露戦争勝利・大アジア主義まで、一等国への道をひた走った「若き日本」の軌跡を辿る「幻の連続講義」第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
64
著者が故郷の寺で1980年代初頭に友人や若い人の前で話した内容を書籍化。我が家は両親熊本出身なので、時折混じる熊本弁が懐かしかった。6つのテーマはどれも面白いのだが、やはり神風連の乱という地元の出来事についての、人物群像を含む話がとても興味深かった。また、大アジア主義や頭山満といった群像・人物評にこの著者の魅力を感じる。天皇制についてはほぼ首肯できる内容で、このくらいの「常識」的感覚を政治家や有権者が共有していれば、大きなゆがみは来ないだろう。冒頭の明治維新に関する史的唯物論批判が時代を感じさせた。2026/02/08
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