- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
笑いと涙が交錯する。万感のラストへ!!
文学史を塗り替えた金字塔――
あの芥川賞受賞作を、原作者・又吉直樹氏のラブコールに応え、奇才・武富健治氏が本格漫画化。
上下巻同時発売!!
芸歴だけが重なっていく、「スパークス」「あほんだら」二組の芸人コンビ。
漠とした焦りに苛まれる中、季節は容赦なく巡ってゆく。
そんな中、起死回生のチャンスとなる、大きなお笑いイベントに挑むことになるが!?
若さや真摯さを、有り余る純粋を、不器用な激しさを、隠し生きる術を知らない、ふたりの芸人の物語。
十年にわたる彼らの日々、その果てにたどり着いた景色とは――!?
ボーナストラックとして、武富健治氏×又吉直樹氏のスペシャル対談および、又吉氏が本作のために新規書き下ろしをした「あほんだら」の漫才ネタも完全収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
8
上下巻再読。又吉直樹「火花」を「鈴木先生」の武富健治が漫画化。8/10点 原作は過去2,3度読んでるが、本作でまた久しぶりに読んだので面白かった。原作では描かれなかった、「あほんだら」の漫才がフルで描かれてるので(又吉書くきおろし)また新たな楽しみ方ができる。あとがき対談で、原作の又吉よりコミカライズの武富の方が、「火花」と向き合う時間がかかった(又吉3か月、武富1年)のは面白い2020/12/29
えーてる
1
神谷が転落していく中で、主人公が彼を「正常」の範囲に引き止め続けていたのだと思う。神谷はだんだんと弱音を吐くようになっていた。素の心情をあらわせる相手が神谷にも居た、そういうことなのだろう。神谷に言わせれば、芸人はどう生きても芸人、なのだろうけど。師匠、先輩が欲しかったのだろう。弟子、後輩が欲しかったのだろう。理解者でありたく、理解者が欲しかったのだろう。2017/12/19
古本サバイバー
1
武富健治の語りは健在で、又吉が指名したというのもとんでもない人を指名したもんだと思いつつも、読み終わってみれば納得。それぞれの不器用な生き様が強烈2018/01/04
sucksuckhello
1
クライマックスの描写は漫画でしか出来ない。純文学に造詣の深い武富健治でないとこのコミカライズは成り立たない。素晴らしい。2017/11/22
キムラ
0
とろサーモンが優勝してなかったら多分下巻は読まなかったと思います2017/12/11