内容説明
現代建築の枠を結集した双頭の摩天楼・新都庁舎。凍てついた夜、この工事現場で魔除け柱が掘り返された。その瞬間、封印されていた怨念が息を吹き返す―。工事中に続発する事故。地下水の噴流。怪火。そして、遂には作業員までもが消息不明に。都庁職員の要請で、風水師黒田龍人とミヅチは、庁舎に巣喰う“魔”の正体を暴こうとするが…。異才・荒俣宏が、新宿風水の謎をここに解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kumo
30
★★★☆☆2020/02/09
備忘録
15
シムフースイシリーズ3作目 都庁建設と韓国の風水を絡めたストーリー展開は見事だし、感心する シリーズ半ば過ぎて今更だが 黒田もミヅチも主人公として読んでいて好感が持てないのが気になる2025/03/20
カマー
2
都庁建設現場から見つかった魔よけの柱 そこから起きる怪異に立ち向かう風水師の活躍を描く風水オカルトホラーの第三弾 珍しい朝鮮の風習や新宿に関する地相などのうんちくが相変わらず満載 なかでも朝鮮総督の日本人の名前が載った符の「怖いから鬼神も退散する」という言葉には複雑な思いがする またあいかわらずあまり出番のない主人公と毎回捕まるミズチの扱いはデフォルトなのか2016/09/03
びりけん
0
2016.6.14読了☆4つ2016/06/16
Range
0
今や日本屈指の高層ビル街となっている新宿に、こんな風水的意味があったとは・・・そう感じさせるのがこの本。新宿の都庁新庁舎建設現場で発生した奇怪な出来事を発端として、風水師の黒田龍人が新宿に秘められた風水の謎を解き明かしていくという内容である。著者の風水や朝鮮の慣習に関する知識の深さもさることながら、怨念との対決シーンがまた鬼気迫ったものであり、恐ろしいと感じた。2015/08/21
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