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内容説明
【無料試し読み閲覧期間2024/4/2~2024/5/8】
【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】時は明治末。さびれた老舗呉服店に新風を巻き起こす、男たちの物語──。 かつて大きな賑わいを見せていた、老舗呉服店「三つ星」。その三男・星乃虎三郎が、三年ぶりに英国から帰国した。新しい「三つ星」を作ろうと意気込むものの、店の者からはまったく歓迎されず、変わらず優しいのは、長兄の存寅だけ。一方、虎三郎を知っているらしき、謎の男・鷹頭も、「三つ星」再建のため、独自に動いており…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺辺
47
積本崩し。面白い。昔ながらの呉服店の再建物語。男性陣も女性陣も魅力的で引き込まれる。今のところ、非BLな流れですけど、個人的にどうしても腐心を刺激されるのは雀X兄、高頭X虎三郎、(なるのか?ならんのか?こうご期待、笑)兄はどう変わってしまったのかな?気になる処。続き早ようも楽しみに。2017/11/16
青龍
36
読み終えてから、BLではないんだと気付いた間抜けな私...でも、この時代の空気感など、いい感じですね。続きが楽しみ。2017/10/29
みや
29
明治44年、寂れた老舗呉服店を再建させるために西洋帰りの青年が大胆な改革を行う物語。スーツ萌えを学ぶために読友さんからいただいた本。キャラと萌えを中心に読み始めたのだが、物語の面白さにすぐ惹きこまれた。和から洋へ移り変わる時代に生じる様々な葛藤が丁寧に描かれている。どちらにも良さがあると互いに分かってしまうからこそ、譲れない意固地が対立をより深めていく。その微妙な揺れが面白い。未来を真っ直ぐに見据える爽やかな虎三郎、ミステリアスな鷹頭、死んだ目を持つ在寅、微笑ましい雀も良いが、誰よりも但馬さんが好き。2017/12/09
フキノトウ
27
明治末期の呉服屋が舞台。洋行帰りの虎三郎はお店を建て直せるのか。虎三郎と番頭五百雀のケンカも、陰に籠らない感じで好き。どの登場人物も魅力的、日高さんやっぱりすごい。一生縁が無さそうな束髪姿に少し憧れます。2020/05/29
とちこ
24
日高さんだし明治末だし、最初は腐った想像しそうになったけど、すぐにそれは頭から抜けてこの世界に没頭。登場人物皆格好良いし(顔じゃなく、顔もだけど)、皆基本的には三つ星への愛を感じられて。雀とか牛島も敵対者ではない感じ。存寅が一番謎で不安要素かな、あと次男は何をしてる人なんだろう。「憂鬱〜」は女子あまり出なかったけど千代乃とか琴子とか可愛かったし、今作は女子も活躍しそうで楽しみ。時子はもちろん千鶴も結構好きなので活躍して欲しい。江戸末〜明治は好きな時代なので先が楽しみです。2019/04/02