内容説明
鞍馬天狗に同志斬りの嫌疑がかかった!
勤王と佐幕の間の謀略に翻弄される志士たちの悲劇から、冷酷な政治と熱い志の葛藤を描いた「地獄の門」。長州の志士を斬った嫌疑がかかってしまった鞍馬天狗は、これは仕掛けられた罠では……と疑念を抱く。
新選組と見廻組も絡んで二転三転する展開の末、隠れていた裏切り者は意外な人物だった「宗十郎頭巾」。名作時代小説「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔氏が厳選した傑作シリーズの第二弾。解説も鶴見俊輔氏が特別寄稿。
※この鞍馬天狗シリーズは12月まで5冊、毎月連続で発刊予定です。
なお、この作品は2000年に発刊された小学館文庫を底本とした電子版と同じ内容になっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
でろり~ん
2
むむう。チャンバラ、まげものといった娯楽作品ではなく、おぼえがきにあるごとく、悪い時代の日本環境を反映させたかなりシニカルな話だなあ、という感想でした。この本に収められた2編は映画だとかテレビになってはいないんでしょうね、きっと。鞍馬天狗が天下無敵の剣豪などではなく、組織の中で呻吟する、中間管理職みたいな面をみせていますね。ん~、なんともスッキリとはいきませんでしたが、一流のエンタテインメントではあったのでした。一編ごとの読み切りのスタイルだということですが、この後、どんな話になっていくんでしょうか。2019/05/23
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