内容説明
人間と犬の姿を持つ犬人たちが暮らすケンネル王国を統治するのは、たった一人の王族（飼い主）としてがんばる10歳の女王リーゼロッテ。彼女の言うことをなかなか聞かないわんこたちも、夏の暑さにはさすがにかなわず次々と戦線離脱。元騎士団員のヒマ犬アフガンハウンドを呼び出して働かせるも焼け石に水、王宮は開店休業状態に。
隣国の皇帝の弟フーコーの苦しい立場を耳にしたリーゼは、「彼が皇帝だったら」とつぶやく。それを聞きつけた騎士団員でリーゼの足マットになりたい変態犬ボルゾイは、ご主人様の願いを叶えようと勝手に潜入工作を開始、あろうことか帝国を内部から崩壊させてしまう！
帝国からは大量の難民が押し寄せ、飼い主を見失って野犬化していた大量の凶暴わんこたちと一触即発の危機に！ しかも、事態打開のために出動した騎士団の前に巨大な伝説の敵熊シロカブトが登場して、現場は大混乱!! どうするリーゼ!? 躾の成果は発揮されるの!? リーゼ最愛の駄犬ダシバは今日もダメシバなの!? わんわんハーレムコメディ第2弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
22
「戦い」を本能に生まれてきた者は、国が平和になったらどうすればいいのかと悩み苦しむ物語をしばしば見るが（人間の本能がどうかは不明だけど）、「闘犬」とつくられた種を平穏におすわりさせて置くのは、やっぱり苦痛なのだろうなあ。ピットブル氏が彼らしい土地を目指したことを喜ばしく思います。どうか彼らの闘争心が落ち着くまで、かの地のヒグマーが絶えませんように（「流れ●銀」かな）。この数のわんこに王族（飼い主）がリーゼロッテさま一人というのが最大の問題なのですが、わんこたちはリーゼさまの結婚出産に嫉妬しないのかしら？2017/10/05
RINGOoisiiiiiii
4
大量のわんこに囲まれるわんこ本２巻目。わんこの夏バテにお隣の内紛(首謀者わんこ)、難民、野犬となかなかに真面目でシリアスな問題。しかし、そこを暗くせずわんこコメディを効かせて読みやすい。メインわんこはボルゾイとアフガンハウンド。新大陸から狼犬にシバ一族(ダシバ･ダ･シバは除く)とあたらなわんこも。シロカブト討伐は面白かった！妙に可愛らしくあざとい外見の奴にはファスナーが絶対にあるは笑う。そうなんだけど～そうなんだけどね～！ひたすらにパ○ダは隠すのにプーはOKなのも謎すぎる！逆じゃないのか？？？2019/02/12
浮草
4
Web版。飼い主としての覚悟とダシバの棚ボタ的な騒動が良い方へ動いて良かった。誰とくっつくのか気になるけどまだ11才（笑）2018/10/23
山羊太
2
まさかの２巻。出るとは思わなかったなぁ。 基本コメディーなのに内容が外国の内乱に難民問題とかタイムリーすぎてて笑えなかった。１０歳の少女に降りかかる問題じゃないよね。主人公年頃になったらどうなるんだろう。３千万人の番犬付きって･･･。2017/11/24
ちいたけ
0
先走る奴らをしっかり犬扱い。そして野犬を・・・。2017/10/17
