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内容説明
モンゴル帝国と日本に挟まれた高麗国。フビライが統治する巨大帝国の支配圏の中で、国の存亡を担った若き高麗王の葛藤とは!?重層的な視点から語られる“対馬の元寇”、いよいよ最終局面へ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
51
次なる敵は高麗軍。三十年の抵抗の末、モンゴルに屈し元寇に於いては先陣を務める事で率先服属の遅れを取り戻したい民族。蒙古に抗った歴史さえ消去しようとする硬い決意。一方立て籠る対馬勢は怖い顔の海賊と守銭奴が離脱。残った朽木迅三郎は、何故己が残ったのかを自問自答し・・・。ただの戦馬鹿ではなくなったのだな。だが今度の敵に油断無し。厳しい鍔迫り合いが始まる!2018/10/20
ぷるっちょ
13
高麗が蒙古軍に加わった経緯が描かれていたが、半島国家は常に大陸統一勢力から圧力を加えられるから大変だな。後、九州大宰府からの援軍は予想通り無くなった。2020/10/02
anko
12
がんばれ対馬!がんばれ日本!って毎回痛切に思うのこのマンガ。そしてゴールデンカムイに続きアンゴルモアもアニメ化!すごい!絶対これアニメ化しないだろうなーっていうのが連続でアニメ化されるなんて(*´ω`*)2017/08/27
さとみん
12
アニメ化おめでとうございます!いよいよ対馬の長い一日の始まり。高麗の事情、博多の現状、そして流人たちの選択。希望など欠片も見当たらないが、夜明けの迅三郎の表情がよかった。姫の言う「誰かが生き残れば~」を胸に最後まで見届けよう。2017/08/26
流言
11
『30年言い続ければそれが真実になる』。以前、ロシアが強権的なトップを好むのは、元に苛烈な支配を受け続けてきたことに端を発する……という話を聞いたことがあるが、元の爪痕は今でも影響を及ぼしているのは、本当なのかもしれない。そして、いよいよ元の本体がやってくる。日本の国土は海に守られ、山に覆われているために元の主力である騎馬兵を活かしづらいはずだけれど、それも数の論理にはなす術がない。迅三郎や輝日姫にとっては少弐父の言い分は残酷だが、マクロな視点から物事を判断するのは立場を考えれば当然と言える。どうするか。2019/04/14