内容説明
舟運業者らが開いたご禁制の賭場から大金が奪われたとの噂が流れ、次いで勘定奉行所の役人が殺された。萬七蔵は事件の探索を始めるが、そんな中、かつての親友・連太郎が訪ねてくる。七蔵は再会を喜ぶも、友の様子は微妙に変化していた。やがて友に関する重大な事実が明らかになり……。納涼花火の夜陰に紛れ、暗躍する勢力と七蔵が対決する。傑作シリーズ第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
106
夜叉萬同心4作目 2017.06発行。字の大きさは…中。北町奉行所隠密廻り方同心・萬七蔵が、悪に夜叉の鉄槌をくだす。 舟運仲間行事役の頭取・川路屋九右衛門は、人足寄せの請人を表向きの家業にしている馬の助の仲介で凄腕の掃除屋(殺し屋)・白闇の連に、千住大橋北の千住掃部宿の寄合茶屋「鮒や」で行われた舟運仲間の寄合後の賭場で押し込みをした三人組の殺しを依頼した。 萬家に行儀見習いに来ているお文が可愛がっている、純白で毛並が美しく器量のよい雌猫・倫がいなくなり、お文たちが捜しているが見つからずにいる。→2020/03/31
はにこ
34
猫の倫が殺人の目撃者に!倫が七蔵を現場に連れて行ったりして面白い。賢いべっぴんさん。犯人は分かってはいたし、こういう結末になるんだろうとも思っていたけど悲しかった。今回お休みだった音さんが最後に登場。次は出てきてくれるのかしら。2023/03/12
ぶんぶん
18
【図書館】やっぱ、夜叉萬は良い。 人生の機微を感じさせる、「倫」の動きがどうしようも無く良い。 今回は子供の頃に分かれた親友との出会い、その親友が・・・ 萬七蔵の歴史が親友と共に明かされる。 亡き妻の妙との短い暮らしなど判る。 夜叉萬の調べで徐々に殺しの正体が判って来た、と同時に辛い運命も・・・熱き男、萬七蔵、今日も今日とて悪党共を追い求める。 2021/02/07
woo
8
うんうん、手堅いですねぇ✌️読者の読み通りの展開でありながら、読者を納得させる筋立てって、存外難しいんですよね♪2019/05/22
harhy
6
役目柄、金銭的な誘惑に負けやすい仕事にもかからず、清貧で、正義感が強くて、剣も強い。七蔵の周りに集まってくる人たちもいい。そういう善悪のコントラストに、今回は幼馴染の友(実は仕事人)や、どういうわけか、雌の白猫、倫が人間らしさを醸して登場。こういうのも面白い。2023/02/23
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