内容説明
「細川政元様が……サタン方の松永久秀に殺されました」
サタンである織田信長に唯一対抗できるイヅナ法を持っていると思われていた政元が殺されてしまい窮地に陥る真田勇十。
しかし、伊達政宗は不敵に笑う。
「我々は上洛するだけだ!」
打倒サタンの旗印に、東国、西国から京に向かう大名たち。それに対峙する、柴田、徳川、羽柴、明智らの信長陣営。戦国最大となる決戦が行われようとしていた――。
そして、京に入る政宗らの元に、サタンがいる拠点の情報が入る。
「敵は本能寺にあり!」
森田季節×光姫満太郎が贈る異世界転生×戦国ファンタジー第4弾! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
55
信長を倒した後に話が続くのかと思いきや最終巻。あとがきで触れていた様な短編集とか良いと思うけど続巻は無いのかなー。気に入っていた作品だけに残念。2017/10/09
真白優樹
3
細川政元が殺され窮地に陥る中、京都を舞台に信長軍と勇十達連合軍が激突し合う最終巻。―――歴史を正しく導く為に、敵を味方と変えろ。史実で信長が討たれた日、本能寺の変。その日を正しく迎える為激戦を戦い抜く今巻。幾多の戦火が交わされ、無数の命が散る中で1人の魔王は討たれ、歴史は正しく歩き出す。そんな中で、勇十も一つの答えを選び、彼女と結ばれる巻となっている。魔王は討たれたものの、まだまだ群雄割拠な世界で、勇十は彼女と共に、どんな戦乱を駆け抜けて、未来をどう作り替えていくのだろうか。 うん、面白かった。2017/08/15
木倉兵馬
0
最終巻。全体的にあっさり目の作品だったような気がします。登場人物が多くなりがちなパラレル戦国ものを全四巻でまとめようとするとこうならざるを得ないのでしょうけれども……。他の作品と比べるのは避けたいですが、もしGA文庫が『境界線上のホライゾン』のように長大な作品を出版する持続力があったら……そう思ってしまいました。資料はちゃんとしていますが、四冊ではそれも縦横無尽には活かせない印象を受けました。個人的には島津ホムンクルス義久がポンコツそうだったので機会があれば彼女の活躍も見てみたかったですね。2017/12/30