内容説明
「次は、西国だ」
伊達政宗の掲げた東北大同盟は上杉謙信、武田信玄の参画によって実現した。
しかし、西国は織田信長の部下である羽柴秀吉と明智光秀により、攻めたてられていた。
西国の協力を得るため、毛利や長宗我部の元に行くことを提案する真田勇十。
それは信長の影響下から逃れるため、海路――村上水軍を頼り、瀬戸内を経由するという案だった。
そして広島で勇十は、勇者、足利義昭と邂逅する。
一方で伊達の家中では女の戦いも勃発!?
「幸村様と夫婦(めおと)にさせてください」
森田季節×光姫満太郎が贈る異世界転生×戦国ファンタジー第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
56
終盤に向かいつつある3巻。中国、四国が連合入りしたが九州について全く触れていないのが気になる。次巻かその次くらいで完結するんだろうか。こういう歴史ファンタジーものの中では意外と史実を尊重した内容なので読んでて違和感が少ないのが読みやすい。2017/03/12
2匹のニャンコ世話担当
8
サタンの信長と対峙する前に、東国で結集を果たしたので、西国の中でも勢力の大きい毛利を味方につけるべく、海を渡っていったら水軍にカモにされる政宗一行。とはいえ展開が早くて、少しは囚われの時間があったが勇者の足利義昭と出会うなどで、話が畳まれて印象がするんだけども・・・。2017/08/19
真白優樹
8
西国の協力を得る為、海を旅する中、勇者な足利義昭と出会う今巻。―――出会った新たな仲間、そして始まる駆け上がる戦い。西国の協力を得る為、海を旅する今巻は、新たな仲間を得て京へと駆けあがるも、そこに絶望が待つ巻となっている。サタンである信長が常に先手を取る中、都で待つのは如何なる戦いか。誰かが散るのか、皆で生き延びるのか。そして伊達家の中で芽生えるのは小さな想いと、女同士の戦い。景綱が想いを告白し道が整い出す中、勇十を取り巻く関係はどうなるのか。迫る決戦、その先に待つ道は如何なる道か。 次巻も楽しみである。2017/02/15
KUWAGATA
5
面白いのだが、戦国の殺すか殺されるかという殺伐さが皆無で、するするストーリーが進んでいくのがちょっと物足りないかな~。それからやっぱりエルフだとか、そういう種族の属性はほとんどストーリーに生かされていないのな。本気で取り組めば、しっかりそういう部分も組み込めるだろうに、森田さんなら笑2017/02/16
nanairoyagi
1
勇者、足利義昭と信長の呪を分け合ったり波乱万丈。次巻で京へ。2017/02/18