集英社文庫<br> 浮世奉行と三悪人

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集英社文庫
浮世奉行と三悪人

  • 著者名:田中啓文【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 集英社(2017/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087455908

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内容説明

武士を捨てて竹光作りを生業とする雀丸。ある日、三人の武士にボッコボコにされている老人を救い出す。庶民の揉めごとを裁く横町奉行だというこの老人は、あろうことか雀丸に跡を継いでくれと言い出した。危険な目に遭っても「三すくみ」という助っ人が馳せ参じるから大丈夫とも。ところが現れたのは悪徳商人に女ヤクザ、破戒僧という面々で――江戸期の大坂を舞台に描く、抱腹絶倒の時代小説。

目次

雀丸登場の巻
三すくみ勢揃いの巻
化け猫騒動の巻

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

31
横町奉行という名の裏奉行になる羽目になった雀丸。強烈なキャラの三すくみさんに比べてやや影薄なのは『鍋奉行』シリーズの勇太郎と似ている。次巻も読んでみよう。2018/07/04

30
さくさくと♪この作家さんの、お奉行さんシリーズの勇太郎さん風な方だなぁと読了。続きが出たら読むかなぁ。2017/10/19

Norico

27
大阪には庶民の揉め事を裁く横町奉行がいる?大阪だと、なんか本当にありそう。大岡裁きの三方一両損みたいな話やら、化け猫騒動を治めた雀丸は、結局横町奉行を継がされちゃう。主人公の雀丸も好きだけど、嘘つきの夢八さんや、横町奉行の手下の三すくみの面々とか、周りも個性豊かで面白い。2019/01/14

タツ フカガワ

26
元武士でいまは竹光職人の雀丸は、ある日武士たちに絡まれている老人を助けたことから、横町奉行の後継を託される。横町奉行とは大坂庶民間の諍いを裁くのが役目だが……。雀丸を取り巻く脇役たちのキャラクターが、主人公が霞むほど濃いのが面白い。ちょっと吉本新喜劇を想起ながら楽しく読みました。2018/09/18

onasu

26
「鍋奉行」の続編ではない、との読友さんの感想が大変助かりました。  幕末の大坂、住民同士のいざこざを奉行所に持ち込んだのでは、何時まで待ってもらちがあかない。そこはそれ、いらちの街にはそれを即断即決する横町奉行なる者がいたとか…。  大抵は世事にも通じた大店のご隠居などがその任にあったが、この度跡継ぎとして目をつけられたのは、元は幕府の役人だったが、今は竹光作りを生業とする、ややぼうっとした青年。  何だかね~、てな話しなわけだけど、頁はどんどん進んでいく。新たな「奉行」シリーズ、続編を期待しておきます。2017/11/26

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