内容説明
凍りついた心を、青年宰相ヴィクトリアスに溶かされた、エルフの末裔の伯爵令嬢レナ。二人は結ばれ、いつまでも幸せに――となるほど現実は甘くはない! レナは依然、隣国の野心的な王子アルウェンと婚約中。迎えにきた彼との婚約解消を目指すけれど……。なぜか、恋人になったばかりのヴィクトリアスと別れることになってしまって!? 甘い恋人関係から一転、接触禁止のお友達に? 急転直下の執着ラブファンタジー、第2弾登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
25
シリーズ物。長年の片思いの末、漸く想いが通じたヴィクトリアス。でも、レナの家族が強引に取りまとめていた婚約者の王子の来訪で、波乱の予感。学園ではレナは窮地に立たされていた。しかも、、恋人となったばかりのヴィクトリアスと別れてしまう事になってしまう。ヴィクトリアス、流石?口達者で執念深い愛情を惜しげもなく晒していて、相変わらず凄かったけどかっこいい一面も見れて少し高感度がUPしましたw2013/09/17
でんか
6
これまたきらいではないいっさつ。コメディ調。ヒロイン家族がヒドイのがさらにひどい。新キャラ・アルウェンが結構良い感じで結構こちらでもいいかもしれんと思った。ヒロインはあいかわらずだが、そこまでぐたぐたしたキャラではないのが幸い。ヒーローは、垣間見える腹黒執着変態ぶりに輪がかかっている。前作でも思ったが、やはり全体的にキャラの性格付けがブレブレというか、徹しきれてない感があってそれがもったいない。どう読んでも次巻がありそうな幕引きだったが続刊はない模様。残念。ツッコミどころはあるが全体的には好きな一冊。2017/10/27
ユイ
5
宰相さんはひねくれてはいないと思います。それともレナの前だけひねくれてないとか?変態度増し増し。2015/02/22
桐生飛鳥
3
相変わらず変態なヴィクトリアスだけど、妄想はちょっと控えめで物足りなかった。毒蛇の場面もわざとらしく感じたので残念。女の子キャラは侍女よりも女学院の交流が欲しかったな。カレル王子も出番は多いけど恋人の話が全然でなかった。本筋としては人目を気にして別れたのに、大して意味はなかったように思う。次巻はエルフの王子も絡んでくるんだろうけど、お友達は続行のようなので本編は正直期待薄。しかしアルウェン王子が予想外に素直で魅力的なキャラだったので、再登場に期待(*^^*)2013/07/23
儚
2
婚約者の王子様との話を破談にするために、恋人になった宰相と別れなくてはいけないことに!とはいってもお友達から・・・なのに自重が一切ない宰相様。変態度増し増しです。酷かった家族もレナの暴挙に目が覚めたのか、一転してまあ話の分かる感じに。前からツンデレっぽかったが、本心とは裏腹にツンツンしなくてはいけなくなったレナに傲慢系王子様登場。俺様についてこい的な王子様に反発したり、お友達だというのにべたべたしたがる宰相を叱ったりと大変なレナ。これ、続き出そうな感じだけど・・・結婚まで無事たどり着けるのか?2014/04/05