電撃文庫 新約 とある魔術の禁書目録(18)

著者名：鎌池和馬【著者】/はいむらきよたか【イラスト】

KADOKAWA（2017/07発売）

• ISBN：9784048928939

内容説明

『計画』。科学の総本山に鎮座する、不死の魔術師による一〇〇年越しの大願。それは無限に変化し、そして容赦なく牙を剥く――。学園都市の支配者に狙われた土御門元春と府蘭。上条当麻の部屋に転がり込んだ二人は、最終手段として学園都市からの脱出を試みる。しかし、緑色の手術衣を着た男は彼らを決して逃さない。その毒牙、魔術の『業』による攻撃で土御門の妹・舞夏が蝕まれてゆく。事態を打破するため、上条と土御門は、学園都市統括理事長の本拠『窓のないビル』突入を決意した。待ち受けていたのは、支配者の精神を象徴するかの如き巨大な虚無の空間。最上部を目指し突き進む上条だったが、突如現れたミナ＝メイザースを名乗る奇妙なネコミミ喪服美女の誘いで、彼は不死の魔術師が歩んできた『黄金の軌跡』を経験する。『幻想殺し』が生み出された謎と共に――。ついに、幕は開く。これより始まるのは、一片の曇りもない『人間』アレイスター＝クロウリーの物語である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

学園都市からの逃亡を図る土御門兄妹と府蘭を手助けする事になった上条だが、突如出現した漆黒の短剣に舞歌が胸を刺されてしまう。破壊すれば即死する短剣の解除方法を求め、上条達は術者である世界最強の魔術師にして世界最高の科学者・学園都市統括理事長アレイスターの居城『窓のないビル』へ潜入するが…。魔術師でありながら愛娘に死の運命を押し付けた魔術を駆逐し、科学サイドという強大な勢力を築き上げたアレイスターの壮絶な過去に胸が痛みました。自分達を救ってくれた上条のために学園都市に喧嘩を売った美琴と食蜂の二人の共闘が最高！

2018/05/16

[ソラ]

正直本編よりもというか美琴とみさきの絡みのが好きだったかも。結末への流れはなかなか意外な感じなんだけれど、もう設定を自分の中で消化しきれてなくてイマイチわかってないところもあったり…。

2017/05/20

[シータ]

ついに科学サイドの大元であり、ラスボス候補のアレイスターとの対決になる展開なんですが、もう盛り上がらない訳がないですよね。展開自体は敵地に乗り込んで、上条さんが敵を殴って説教するという、いつもの禁書の黄金パターンでしたが、面白かったです。正直あんまりアレイスターの身の上話は知りたくなかったというか、ずっとミステリアスなキャラでいて欲しかったという思いはあったのですが、最後の怒涛の展開でそれが杞憂になりましたね。ローラが出てきてからが本当にヤバかったです。

2019/07/29

[サンゴ]

黒猫良いね♪

2017/10/22

[ランタン]

アレイスターの過去強すぎでしょ。表紙はなかなか酷いが、土御門とその妹も出てきて満足だった。しかしお嬢様方いつの間に仲良くなったのか。

2017/05/28