内容説明
ついに再集結を果たし、神性都市へと乗り込んだ「再来の騎士」。沈黙機関、シオン、ゼルブライトら強者たちも揃い踏みとなった彼の地で、偽英勇は伝説となる――【電子限定特典付き!書き下ろし「あとがき……のあとがき」】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
49
シリーズ最終巻。三起源、そして世界の災厄である終焉の精霊を倒す為神聖都市を突き進む話。いやー、文句無しに素晴らしい最終巻だった。これまでの伏線を見事に回収し、これだけ熱いバトルを見せてくれるとか細音先生には感謝の言葉しかありません。これまでの旅で出会った人たちの思いと力を借りる終焉の精霊とのラストバトルは鳥肌モノ。そして新たな旅の始まりとなるエピローグもこれまた素晴らしい。彼らの旅はまだまだ終わらないけど、物語としては一旦おしまい。またいつか出会える事を祈りつつ、次回作の方を楽しみに待とうと思います。 2017/05/27
よっち
40
神性都市に突入したレンを待ち受けていた三起源との対決。そして自らが成すべき世界の災厄『真精』の打倒のために都市の中枢部に進む第十弾。分断されてしまった仲間たちがそれぞれ立ち向かう三起源との対決とその顛末。そして再集結した仲間たちと挑む世界の災厄『真精』との最終決戦。三大姫にとって相性が最悪な強敵を相手に、それでも彼女たち仲間と力を合わせての最後まで諦めないその戦いぶりとその決着、そしてエピローグにもまたこの作品らしさがよく出ていて爽やかな読後感の完結でした。いろいろ予定がある今後の作品にも期待しています。2017/05/24
真白優樹
23
神性都市で三起源と激突し、更に終焉の精霊を倒す為突き進む最終巻。―――往こう、終末のその先の明日へ。思えば遠くまで来たものだ、そんな一抹の感慨も漂わせながらも三起源とのそれぞれの激闘、そして災厄の精霊に対して叩きつける全ての力と、レンだからこその奥の手。全ての熱き激闘と想いが響き渡る最終巻は、レンが全ての仲間達と共に、立ちはだかる災厄を越えていく、新たな英勇の誕生が爽やかな風を感じさせる巻である。全てが終わった、新たな世界、その世界へとレン達は再び共に歩き出していく。 よい旅を。いつかきっと、どこかで。2017/05/25
ツバサ
20
まさに大円団。前巻までの伏線を回収して、レンの今までの旅は間違ってなかったんだと感じられて、とても良い最終巻でした。余計なものは省かれ、必要な事を詰め込まれていたので満足いくシリーズでした。細音さんは物語の構成を組むのが上手いと唸らされました。2017/05/28
磁石
18
王道を真っ直ぐに突っ走っての大団円。何度も見慣れてきたはずなのに、やっぱりこういう終わり方は最高だ。まさかあのゼルブライトさんが、おちょくられて笑われる日がこようとは……。2017/06/07
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