集英社文庫<br> 明智小五郎事件簿11 「妖怪博士」「暗黒星」

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集英社文庫
明智小五郎事件簿11 「妖怪博士」「暗黒星」

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 集英社(2017/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087455632

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内容説明

少年探偵団の泰二君は、不審な老人を追ってある家に忍び込んだ。罠に嵌った泰二君は催眠術をかけられ帰宅。夜中に機密書類を盗み出した後、連れ去られる。事件を追跡していた三人の少年探偵団も誘拐されてしまう。捜査を始めた名探偵・明智小五郎の前に、殿村と名乗る自称名探偵が現れる。手強き犯人は、甦った変幻自在の二十面相! 恐怖の復讐劇が始まる――。(「妖怪博士」)他一編収録。 (解説 綾辻行人)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旗本多忙

18
大きな洋館に住む伊志田一家。何だかいわくありげな家族で、主人と後妻に3人の子供、他数人が住んでいる。その頃、屋敷内では不可解な事が起き、長男の一郎青年は凶事の前兆ではないかと言い、怯える伊志田家の面々。主の依頼を受けて明智探偵が乗り出すのだが、杳として真相は掴めず、明智はピストルで撃たれ、更に伊志田家の者も次々被害にあう‥‥犯行を隠すのに、よく使われる手口のようだが、行き詰まればいずれはわかる手口かな。暗黒星とは上手いこと言ったものだ。2017/06/27

なー

7
★★★★☆ 小学生の時、クラスの本好きの男の子が「暗黒星」を図書室で借りていて、追いかけ借りした記憶がある本。読んだ事がある筈なのに全然覚えてなくて初読み状態でした。そもそも「あんこくせい」なのか「あんこくぼし」なのかも定かでなかった…。そして読んでみて「こんなにBL風味だったっけ!?」とびっくり。明智探偵が何かと美少年にうっとりして美貌を褒めそやす様が妙に印象が強くて(笑)おかしいなあ。こんなだったっけ…?2019/03/25

ぼぶたろう

7
妖怪博士は少年たちと明智探偵vs20面相の最終決戦!!騙し騙され…いやこのパターン前もあったやーん!というツッコミはもう脳内削除で楽しみました(笑)暗黒星は少し大人向け。美青年の存在の哀しさ、殺戮の凄惨さ、暗いがロマンがありました。2017/05/15

へいがぁ

6
子ども向けと大人向けの2作収録。いずれも現代の目から見ると他愛もないストーリーに思えますが、大乱歩の精神は今の作家さんたちにも継承されているように感じました。2017/09/28

もも

6
今回も面白かったです。「妖怪博士」のワクワクする感じ、たまらないです!!「暗黒星」は意外なところにたどり着いて面白かったです!ふと思ったのですが、乱歩の作品って、どうなるの?!と気になるところで章が変わりますね。それはまるでテレビのCMみたいで、本当に困ります(褒め言葉です)。次巻でラストなのが悲しい……でも次の話も楽しみ。2017/03/30

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