KZ’ Deep File 桜坂は罪をかかえる

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KZ’ Deep File 桜坂は罪をかかえる

  • 著者名:藤本ひとみ【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2017/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062202688

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内容説明

ほしいのは自由だ。自由に生きたい。 支配されるくらいなら、愛なんかいらない。累計130万部突破の大人気KZシリーズ。KZの深層をえぐる、ディープなKZD 「KZDeep File」、新作、一話完結。書き下ろし長編!

目次

序 章
第1章 ヤバい
第2章 桜坂
第3章 修道院
第4章 英雄、ただし期間限定
終 章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

94
前作を読まずにタイトルに誘われての1冊。個性的なデキる男子中学生4人の話。その中の一人が函館の修道院に入ったらしく、そこから救うべく向かうカッコイイ二人(残る一人は生物大好きで、飼っている亀が出産しそう)これはリタイアか?と思いつつ・・なかなかそそられた作品ではあった。が、宗教観が絡むとね、自分に確固たるものがないだけに、組み伏せる言葉を持たないのだ。教義は死ぬこと・輪廻転生はある・肉体には価値はないと、友を連れ天に帰還しようとする娘・咲蘭との闘いに勝利し友を奪還、自分は傷だらけ。が、こんな友情も良いな。2016/10/29

えみ

63
狂気の桜…狂い咲いた愛の罪。怒りの傷と悲しみの傷、完治できない傷跡が残ってしまうのはどちらだろう。解放された愛の罪深さを知ることができた一冊。どれだけ願っても手に入れることができないものに執着する醜悪な美徳が中学生の上杉・黒木・そして修道院に入りたいと言葉を残したまま消息を絶った若武を絶体絶命に追い詰める。嫉妬や憧れに戸惑う純な友情、悩める若者たちの救済とヒーローの物語。今回も面白かった、少年たちが己の存在に葛藤しながら成長していくKZシリーズ!皆なにかしがらみに囚われながら生きている、哀しいくらいに…。2023/01/19

yoshimi

27
シリーズ第2弾。世代的にさすがに青い鳥やコバルトの方のシリーズは未読なのだけど、第1弾に比べるとマリナや銀バラなんかの往年のシリーズと似た雰囲気。確かに中学生としては大人っぽすぎる彼らだけど、それもこれも含めての藤本ひとみ氏だから(笑)。子供だからわかんないでしょ?という感じではなく、きちんとした史実や知識を元にした本格的なストーリー展開で読ませる。黒木くんが誰かに似てると思ったらアレだ!響谷薫のキャラっぽい。(コアな話ですみません)そんなわけでシリーズ続けて読んでいきます。2018/07/18

Yucca

17
★★★★☆:まさか上杉君視点でKZを読める日がくるなんて思わなかったから感激だった。そして相棒が黒木君♡長年の二人の出自の謎が明かされました…。黒木君についてはヘビーだけど、何処と無く浮世離れした雰囲気に説得力があった。何より完璧無欠の上杉君がこんなに青少年らしいなんて!新たな一面を見られて感無量。もうどの仕草にもトキメクわー。好き。終盤、トラブルメーカー若武が魅力爆発でそれも良かった。自分を殺そうとした相手に「怒らないでやってよ」って…‼︎やっぱり愛すべきお馬鹿ですね、若武。次回作も待ってます‼︎PRO2016/10/20

あるみ

14
上杉君が、思ってたよりも中学生らしい思考を持ってるんだなと微笑ましく感じた。ヒーロー願望があるのは知らなかった。黒木君も相変わらずカッコよかったが、中学生らしい一面も知れてよかった。黒木君の出自や、上杉君の家庭問題については、言われてみれば納得だった。黒木の突然の告白には驚いた。2人ともあーやのことが好きらしいので、やっぱり青い鳥文庫も読みたくなってきた。藤本ひとみの話は、逆ハーがやっぱり鉄板なのかな。2017/04/24

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