内容説明
北町奉行所の吟味方与力である彦坂新十郎が、同心倉田佐之助の妹きくを娶って二年が過ぎ、「鬼彦組」にも新しい仲間が加わった。平穏な日々を送っていた新十郎が、いつものように奉行所に出仕しようとしていたところ、殺しの一報が入った。大川端の新大橋の近くで、若侍が腕を切り落とされて殺害されたというのだ。実は最近、二組の男たちが同様の手口で殺されていた。同じ下手人の仕業なのか、「鬼彦組」に解決の沙汰が下った!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
84
なんと~!鬼彦組が還ってきた!!こいつは嬉しいや。きくを娶ってから2年後の面々。激闘篇とあるから、鳥羽作家のペンンの名を借りた剣劇が楽しみだ。新十郎の母上様、どうか、「早く、赤子(ややこ)を」なんてプレッシャーは、ほどほどにして頂きたいものです(笑)2017/03/14
とし
50
八丁堀「鬼彦組」激闘篇 狼虎の剣。鬼彦組再び登場うれしいですね、新十郎さん父になるのか、激闘の中にほんわかもありかな。2017/07/28
ぶんぶん
25
【図書館】読む物が無くなったので借りて来た。 「鬼彦組」まだやってたんだ。 「激闘編」と章を改めての再出発らしいが物語は同じ、新十郎と七人の同心の連携プレイ。 地道な捜査は判るが、話がちょっと間延びしてる。 剣戟シーンはそれなりに魅せるが、とうも付け足しの様に思えてならない。 激闘編らしく戦いまた戦いという様にならないものか・・・もう一冊、借りて来たから読もう。2021/04/12
犀門
2
#086★★★☆☆シリーズは完結したのだと思っていたのだが、何とも嬉しいこの『激闘篇』でした。2017/05/16