内容説明
まるで、“光”と“影”のような二人の少女。その白と黒の死神に仕える黒猫たち。彼らの想いは、通じ合っているはずなのに、すれ違ったままでした。彼らの主人である少女たちも、外見はうり二つでしたが、心はすれ違い続けました。あるとき。灰色の街に住む白い花は、枯れ逝くまえに、ことばを届けます。“光”と“影”へ。けっして交わるはずのないふたりへ。そして、黒猫たちは……。――これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
16
正直に言うと飽きました。前回で少しだけ持ち直したかに見えましたが今回はいつも通り過ぎて流し読み。物語の鍵となる筈のモモとアンの話もオマケ的な扱いなので読み応えが無い。サクサク読めるのは良いんだけど中身が無いとちょっとね。ダニエルが消されるという衝撃展開の筈なのにドキドキ感が全くなかったんですよね。次巻であっさり復活してそうな気がするが果たして。2014/12/17
瑪瑙(サードニックス)
8
白い死神モモと仕え魔ダニエル。彼女と彼が見つめる先には、日々悩みながら生きている孤独な人々の姿があります。。死神の仕事の枠を越えてお節介をするモモ達の姿と、弱い存在でありながら、強く生きていく人間の『パワー』に心を揺さぶられます。次の巻を読むのが楽しみです。2011/03/06
彩灯尋
7
過去の登場人物。あの後はこうなってるんだな…と楽しめるのは嬉しいところ。いつもどおりライトにさくさく楽しめた。2022/06/04
KUWAGATA
7
全体的に叙情に過ぎる印象。もう少し小説の体裁であってもいいと思うのですが。マコトはちょっと無神経さがイラついたかなあ。無自覚な分だけ、たちが悪い笑2016/12/04
くろり - しろくろりちよ
6
表紙が…ますます妖艶に。モモって外見年齢何歳くらいなんだろう…?ピアノが好きな母と兄の恋人が重なって想い始めた「ストロベリぃノート。」リココと出逢ってなかったら彼は逝く運命だったのかな。/アポロの動物の友情「ちいさないのり。」/マコトとトイロが二人になって、その続き、今度はクロエが加わって三人になったモモが動かした運命「てのひらの銀河。」/死神のお話は「花の旋律。」ダニエルどうなるのかな…。他、断章収録。断章も全て繋がるのは、いつだろう?2012/03/17
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