- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
かつて武家や商家では、当主が子孫に向けて、実体験に基づいた教えを伝える家訓をつくった。今、読み直すと、現代に生きる私たちにとっても役立つものであることに気づかされる。人生の背骨、すなわち指針を持つために大きな助けとなるからだ。武家や商家の家訓や、財閥・一流企業の社訓から、仕事と人生に役立つ言葉をセレクト。現代日本人が忘れた先人の知恵を読み解く一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
8
期待したほどの内容ではなかったけど、いくつかなるほどって思うこともあったので読んで良かったかな。2018/10/05
nizimasu
5
日本の社会において家庭の位置づけとは随分大きな変遷をしていると思う。そうした中でも家訓という家を次の世代に引き継ぐという意識も失われつつあるんだけれど、特に武士の家系での家訓というのは、戦前の修養や江戸以降は儒学の影響かにあるようなものばかり。あまり深みは感じないけれど、どこか日本人の生活感覚の延長線あるようなものばかりでかなり興味深い。そのあたりの成立の背景ももっと知りたいな2014/09/15
ルル
4
今も昔も人は変わらぬものなのですね。2015/06/11
Ando Takenori
4
数々の名言を紹介してきた齋藤孝さんが今度は家訓という観点からアドバイスをしてくれます。家訓というと古臭く厄介なものというイメージがありましたが、「精神の背骨を作る」言葉であり、生き抜くための判断基準となるものという考え方を提案してもらったことで俄然興味が湧きました。あとがきにもあるように「自分の大切な人に、自分が人生で得た鉄則を伝え、繁栄と幸福を願う。この自然な感情が形になったのが家訓です。」このように考えればもっと家訓というものが、広まっていいと思いました。2014/06/13
happymade
2
子供たちに伝えたいことはたくさんあります。それが押し付けになりはしないか、子供自身の将来や思考を狭めてしまわないか?いつも悩みます。今わかってくれなくてもそのうち、なんて淡い希望的観測では駄目な普遍的な真理を慎重に伝えていこう。2015/08/16