祥伝社新書<br> 最強の世渡り指南書――井原西鶴に学ぶ「金」と「色」

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祥伝社新書
最強の世渡り指南書――井原西鶴に学ぶ「金」と「色」

  • 著者名:齋藤孝
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 祥伝社(2016/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396113339

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内容説明

『日本永代蔵』『世間胸算用』『好色一代男』などの作品で知られる井原西鶴。創意工夫で商いに成功し、一代で財を成した町人や、親から継いだ莫大な財産をすべて色事に捧げた破天荒な男など、身過ぎ世過ぎの浮世をわが身一つで生き抜く魅力的な人物を描き出した。本書では「才覚」をキーワードに西鶴の作品を読み解きながら、現代人に役立つ本当の知恵を探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

4
例えどれほど勉強ができたとしても、それだけで大金持ちになれるというわけではない。学術的な頭の良さと、お金を稼ぐために必要な頭の良さというのは別のところにある。一方が他方よりも価値があるというわけではないが、それらを同一視してしまえば判断を間違えることになる。2013/11/30

こういち

2
西鶴の代表作品から今の時代に必要とされる「才覚」を〝色〟と〝金〟の側面からアプローチする。内容は作品解説に留まること無く、著者の教育観や結婚観、そしてビジネス観にまで至る。特にコミュニケーション能力を高める必要性を説くところは、コンパやナンパの事例を挙げ、一家言あり。ただそこで磨かれる「勘」が実業において重要であることは頷ける。限られた人生、自らの器の度量を測り、眠れる才覚を形にしていきたい。2013/09/20

アイマール

1
・家業に実直に取り組む ・人の器は変えられないが、磨くことはできる ・運を味方にする ・才覚を磨く努力 ・稼げる人は運と勘を持っている ・本当に必要な時に相談に乗ってもらえるような、メンターを見つける ・バランス感覚 ・モテる男は女性に対する経験値の高い人 ・女性を見抜く眼力 ・女性の価値を認め、恥を欠かせない。野暮な男にならない ・技 ・金を残すのは下、事業を残すは中、人を残すは上 2022/09/17

タツヤ

1
才覚という言葉をフューチャーしたいのだろう。才覚と西鶴のダジャレが何だか陳腐だ。 西鶴の話は物語でしかないから、指南書として使えるのだろうか?2021/04/22

Ando Takenori

1
井原西鶴の作品を元に「必要なのは才覚」であることを説いていきます。才覚と聞くと持って生まれた才能かと思い斎藤さんにしては珍しいと思ったのですが、「野性的なパワー+工夫する能力」と聞いて安心しました。江戸時代を言う不安定な世の中をいかにして生きていくかがさまざまな角度から語られいます。2013/09/04

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