文春e-book<br> さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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文春e-book
さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

  • 著者名:高田かや
  • 価格 ¥866(本体¥788)
  • 文藝春秋(2017/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163905952

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内容説明

「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、過酷な労働や理不尽な掟に縛られた村の暮らしを受け入れて育ってきた著者は、なぜ自ら村を出たのか? 村で過ごした13歳から19歳までの青春期を描き、当時のマスコミを騒がせた村の実態に迫る、衝撃の実録コミックエッセイ。朝日新聞、毎日新聞、新潮45、TVブロス、アンアンなど、数多くの書評欄で取り上げられ、「その後の話が読みたい!」の声が殺到した話題作『カルト村で生まれました。』の待望の続編! 思春期をむかえた村の子の毎日(音楽、男女交際、一般の本を読むことは禁止。男子の部屋も女子が掃除!)。「個別ミーティング」や内容を大人にチェックされる「日記」など、思想をコントロールする村独自の新たなシステムがスタート。結婚相手は年の離れたおじさん!? 村の「調整結婚」など驚愕のエピソードが明らかに――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

190
カルト村とは何か。「所有のない社会」の実現を目指す特異なコミューン。コミューンに参加する際に全財産はコミューンへ寄付。生活が保証されるが農業等で365日働く。カルト村で育った著者の13歳から19歳までの日々。義務教育の軽視、中卒で村で学ぶ。本部と支部との物量と設備のギャップ。村内での結婚の違和感。そして村に残ると言わせるMTGとカルトだなと思う。村に変化が起きるのは1995年のオウムのサリン事件。200億円の脱税。時代により是正される村。村の子供に対する責任は重い。村の価値観の刷り込みは許されないと思う。2017/04/03

@com

110
色んな人生があるんだな・・・その中でも かやさんは強く生きて 幸せそうで良かったです。2018/03/04

羽衣 空

104
続編。高等部って勉強しないんですね。365日労働って驚愕の世界です。それとご主人との出会いのきっかけが出会い系サイトにも驚愕!ほんと、出会ったのが良い人で良かったね。2017/03/30

ままこ

103
カルト村続編。この村ではみ出しものだったかやさんの中等部から村を出て行くまでが描かれている。ほんわかした絵と語りが飄々として一見ほのぼの風だが、やっぱり村の実情は理不尽で異様なことが多い。個別ミーティングは意味不明で恐怖。村の子は学校の図書館は禁止というのも酷い。担任の先生が本に関して手助けしてくれて良かった。自分の意思で一般社会に出れて、この作品を描くきっかけをくれた適度なツッコミを入れてくれるおおらかな旦那さんにも出会えて良かった。2021/01/20

美登利

93
小学生時代の空腹と重労働と体罰の多かった日々から比べたら、夢のような中等部、高等部時代。お金を触る経験はほとんどなく、中等部(中学)の修学旅行で大金を手にして戸惑いながらも嬉しさに溢れたかやさん。村の生活も本部に移ると他の地域との差が激しく割と自由で、あの幼い頃の厳しさは何だったのだ。段々と村の生活、考え方に疑問を持ち始め様々なことを経験しつつ、村を出たかやさんとご両親。どんな思いでこの村の生活を選んだのか?ご両親に聞きたい。染み込んだ村の生活と一般との差を旦那さんが少しずつ埋めてくれている感じですね。2017/04/28

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