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内容説明
自由だった村は、どうして「カルト」化してしまったのか?
村の過渡期を描く、人気シリーズのエピソード0!
親子が離されて別々に暮らし、子供も朝5時半起きで労働をさせられ、布団はふたりで一組、食事は1日2回のみ、すべての物は共有で服もお下がり、男子は丸刈りで女子はショートカット、お金を持っていたら即没収、ビンタ・正座・食事抜きなど体罰は当たり前……。そんな「お金のいらない平和な社会」を目指す「カルト村」での驚愕の日々を描いた人気シリーズの最新作。
今回描かれた時代は、著者が生まれてから小学校に上がるまでの幼少期。このころの村はもっとゆるくて、のちにNGとなる「お酒、タバコ、テレビ、漫画、ゲーム」はすべてOKで、村の外の温泉に行ったり、デパートにクリスマスプレゼントを買いに行ったり、いち早く宇多田ヒカルのCDを手に入れたり……なんて思い出も。
ところがある日突然「新しい世話係さん」が現れて、漫画やゲームは没収され、テレビも禁止になり、髪を短く切られて、両親に会える回数も減っていき……。
のんびりしていた村が、過酷で理不尽なカルト村に変化していく転換期のエピソードを、丁寧な絵と手書き文字で描いた「実録コミックエッセイ」。
両親がなぜ村に入って結婚したのかを、著者自らが探る「カルト村で出会いました。私の両親編」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
78
「お金のいらない平和な社会」を目指す「カルト村」(作中では明言はされていないが、明らかにヤマギシ会ですよね)での驚愕の日々を描いたシリーズの最新作。今回描かれた時代は、著者の幼少期。「酒、煙草、TV、漫画、ゲーム」はすべてOKだったが、新しい世話係が現れて、漫画やゲームは没収され、TVも禁止に……。のんびりした村が、理不尽なカルト村に変化していく転換期のエピソードを、柔らかなタッチの絵と手書き文字で描かれる。両親がなぜ村に入って結婚したのかを、著者自らが探る「カルト村で出会いました。私の両親編」も収録。⇒2023/07/11
ma-bo
68
シリーズの完結編。他の作品は読書メーターでの記録をつける以前に読了済。作中では明言はされていないけど、題名のカルト村はヤマギシ会と思われる。今作は遡ってご自身の幼少期あたりの回想と、ご両親が会に入った経緯や結婚に至った流れが描かれたコミックエッセイ。2022/04/11
湯湖
57
カルト村シリーズ完結編。このシリーズで、初めて○マギシ会を知った。今作は作者が幼い頃の話が主だからか、一作目・二作目ほどの違和感はなかったし、内容もマイルドな感じがした。2022/08/04
鷺@みんさー
45
今回も読み応えあったけど、感想が難しいな…。小さな子供でも、大人の思惑や、それを引き出すためのおもねりは敏感に察するんだよな~。結局、著者の幼少期(おそらく40年前くらい)までは、比較的「自由」だった村が、とある教育係によって一変する、と。どの集団でも、一人の「声の大きな人」が良くも悪くも変えるのは、あるあるだよなー。でもその教育係のことを、「よく考えると仕事は有能」と評する著者の眼差しが興味深い。両親の出会いの話が実は一番面白かった。これもまた、一つの時代、一つの地域のヤマギシ村の事実なんだろう。2023/11/28
tamako
44
第一作のなかなか酷い環境(テレビも漫画も無しで頻繁な体罰、親とは年数回しか会えない)は、担当者が変わったからなのだろうか。その前のように、娯楽もそこそこあって親にも週末には会えるくらいだったらまだ理解できるけど。日本で農業に新規参入するのは第一次産業の中で一番ハードルが高い中、ヤマギシ会は資金不要で体一つで農業参入できて食べるのにも事欠かない。経済格差が拡大する一方で地球環境も破壊する資本主義の限界を解決する良策にも見える。でもな〜。2023/05/05
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