ビッグコミックス いちまつ捕物帳（５）

著者名：細野不二彦【著】

小学館（2017/01発売）

• ISBN：9784091892676

内容説明

痛快バディ江戸活劇！！
下っ引き“いち”こと市蔵と、蒔絵師の“まつ”こと松之丞は確固たるコンビに。

江戸を騒がす連続殺人犯の能面男。市蔵と松之丞はその犯人を追ううちに、5年前に芸者・おくにが死んだ事件にたどり着く。能面男はおくにの事件に関わりのあった同心・本田博之進の命を奪い、ついにはおくにを死に追いやった真犯人の前に正体を現わすが・・・！？　

松之丞が母の墓参りのために加賀に帰郷した。だがその頃、加賀では不穏な空気が漂っており―――

能面男編は本巻にて解決！！　そして松之丞の出生編、遂に開演！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akihiko810/アカウント移行中]

5/6巻まで。“いち”こと市蔵は、 岡っ引きの部下“下っ引き”。バディを組むは、蒔絵師の”まつ”​こと松之丞！　　石ノ森章太郎の傑作『佐武と市捕物控』のオマージュ作。名作製造機・細野不二彦にハズレなし！　松之丞の過去があきらかになって物語は終盤に。ちょうどよい分量の作品

2021/07/21

[ぐうぐう]

能面を付けた連続殺人鬼・弱法師を追う、いちとまつ。無表情な能面の下には、当然人間の顔がある。殺人とは言うものの、そこには弱法師なりの大義があり、人を殺めるに至るまでの道理が存在する。しかし、面を被り、人の顔を隠すうちに弱法師は、やがて鬼と化していくのだ。どことなく、宮部みゆきの時代小説を彷彿とさせるエピソードだった。

2017/08/12

[F4ふぁんとむ]

なかなか読み応えのある話であった。そして舞台は加賀へ。

2017/01/12

[蝉、ミーン ミーン 眠ス]

身も蓋もなく人殺しはただの人殺しだと言われても復讐をメインテーマにした物語を面白いと思う気持ちに変わりはない。

2017/01/05