内容説明
善車美津子です。もうすぐ体育祭。優勝チームや種目一位には賞品が出る大盤振る舞いな行事なんだけど、みんなの狙いは伝説の美人の湯がある温泉チケット。ここで徒競走に出る東Bの後白河君が、病弱な仙堂蓮華のサポートを兼ねて二人三脚にも出るときた。つまり後白河君の温泉行きはほぼ確定。 当然一緒に温泉に行こうとする奴続出で大騒ぎ。こんな事態を放置して山路あやは一体何やってんだと思ったら、実は東B優勝を狙って山路が仕掛けた 罠だった!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
例え自分の気持ちは認めていないとしても、それでも周囲からの期待に応えるためには選ばなければならない道がある。その道を選ぶのは大変なことかもしれないが、それで苦しむのは自分だけ。それによって周囲の人間を救えるのならば、その苦しみも我慢できる。最初にそのような生き方を選んでしまうと、後にまでずっとそう生き続けることになる。2014/08/31
Humbaba
4
一番を目指す理由.それは一言でまとめるのならば気持ちが良いからである.しかし,その気持ちは実際に1番になったことのない人間にはわかりにくいものである.だからこそ努力する気が起きない.そんな負の連鎖を断ち切るためには,例え他者の力であっても,一度経験して見ることが最も有効な手段となる.2012/02/04
のちの(ry
3
もうね、なんなんだろうね、この熱さ。やっぱり改めて思うのは、この作品は断じてそんじょそこらの萌えラノベではない、ということ。やってることは女子高の体育祭のはずなのに、各競技、合戦のシーンの説得力と迫力といったら、もうね。その上今回は今まで影の薄かった蓮華をメインに据えるだけでなく、名前のあるヒロインほぼ全員に出番が用意されているという神がかった構成振り。電撃作家の中でも、やはり佐藤ケイさんの技量は群を抜いて高いと思い知らされた、そんな本でした。2012/02/18
_mogura19
3
ついにスミの相方というか、病弱ちゃんが戦線に加入。法行はどこまで行っても法行だなぁと思った。文章は相変わらず女性陣の内情がわかるように思いきり主観的にかいてあって、とてもわかりやすい。視点変更の多様さもケイ先生の魅力の一つだなと思うわけです。今回は恒例(?)の理不尽要素があんまなかったなぁーとふと思いながらスムーズに読み終えましたね。技術解説とか戦況とかすごく調べてるなぁというか頑張ってるのがわかりますよね^^ さすがです。あと、いくら読んでもスミの感性だけが理解できないなぁ…2011/12/25
古槍新垢
3
やはり司馬懿仲達ポジションの芦原さんは最高や……。騎馬戦は完全に戦場の様相。須美みたいなヒロインは非少女系のレーベルではもうほとんど出せないのだろうなぁとか思ったり。2011/12/13
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