内容説明
企業の内部告発者ケネス・C・Oの行方を追うなかで、ウフコックはパートナーのロックと弁護士サムを〈クインテット〉により惨殺された。保護証人を失ったイースターズ・オフィスは事件不成立より調査を中断するが、ウフコックはサムの遺志を継いで〈クインテット〉への潜入調査を始める。ハンターの緻密な戦略のもと、アンダーグラウンドを制圧する〈クインテット〉の悪徳を、ウフコックはただ傍観するほかなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
明智紫苑
53
えげつない描写は前作にも負けていない。ついに、予告編通りに重要人物たちが再登場したけど、どう動くかな? かなり長くなりそうな気がしたけど、最後からして、まさか次が最終巻なのか!?2016/09/24
いなり(寿司)
32
文句なく面白い。まさしくサイバーパンク・犯罪サスペンス・パワーバトル。隙の無い緊張感がいいですね。2016/09/28
Kanonlicht
30
ウフコックが敵対する能力者集団への潜入を開始。集団のリーダーであるハンターは、均衡を保っていた複数の犯罪組織を内部から乗っ取り、闇の世界での勢力を増していく。悪役側に完全にスポットを当てたこの巻は、さながらピカレスクロマンといった様相。各業界を牛耳る権力者たちが集う円卓にまでたどり着いたハンターたちに、善なる者たちは今後どう対抗していくのか。登場人物が芋づる式に増えていくので、一気に読まないときっとわけわからなくなる(すでにシリーズ前作の人物は「これ誰?」状態)。2024/03/23
活字スキー
28
“一匹のネズミがその生をまっとうし、価値ある死を獲得する物語”第二部、悪徳の絶頂……ハンター率いるクインテット大躍進の巻。『~スクランブル』も『~ヴェロシティ』も壮絶ながら、あくまでシティの闇で行われた、多くの市民にとって“知られざる戦い”であったが、この流れでいくと今回はシティ全域に及び、シティの根幹と存続すら揺るがす事態に発展するのではないだろうか。市長を取り巻くシザース、恐らく円卓すら容易く均一化するであろうクインテット、そしてアノニマス・レポートに触発された者達の三つ巴となるのか?2016/10/26
UK
25
スピード感が前シリーズより薄れた反面、じっくりと描き込むような筆致。充実した読み応えなんだけど、何か物足りない。やっぱり傍観者って主人公にはなれないんだね。面白く読んでいるとは言え、すぐに次が読みたいっていう切迫感はないかも。ちょっと脇道にそれちゃおっかな。2017/07/28




