内容説明
行いの正しい人間がなぜ不幸にあうのか,神ははたして正義の神なのかを問う「ヨブ記」,教派の別なく愛誦され,祭儀,礼拝で重用される「詩篇」,男女がたがいに愛し合い讃え合う歌「雅歌」――.神に対する讃歌とともに信仰の人生とその意味に関する内容を主とする,前三世紀頃成立の聖文集五書を収録.(解説=鈴木範久)(全四冊)
目次
目 次
凡 例
旧約聖書 Ⅲ 諸書
ヨブ記
詩 篇
箴 言
伝道之書
雅 歌
解説(鈴木範久)
関連略年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミコヤン・グレビッチ
3
第三巻のほぼ半分を占める「詩篇」は、要は「お祈り例文集」のようなもので、正直言って退屈きわまりない。その一方で、「ヨブ記」には明確な話の流れがあるし、「伝道之書」は「空の空なるかな、すべて空なり」と般若心経のような言葉から始まる。また、最後の「雅歌」は男女間の愛を歌ったもので、なかなか振れ幅の広い一冊。ヨブ記の終わりには、エホバが「人間にはサイとかワニのような動物は作れぬだろう(大意)」とドヤる場面があり、確かにワニみたいにユニークでキャラの立った生き物の創造は、人智を超えたワザだよなと感心してしまった。2023/08/29
浮草堂美奈
1
小説の資料に。2016/01/24
Shinsuke Mutsukura
0
どこだか忘れたが、モノには時期があるってのは正解だろう。それとこの時から、イナゴは脅威だったんだと思う。2020/10/26