内容説明
エジプトを脱出したイスラエル民族は,約束の地カナンでダビデ,ソロモンのもとに統一国家を形成するが,やがて北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂.そしてアッスリヤにより滅ぼされた両王国の住民は,バビロンに連行される…….古代イスラエルの一大歴史と信仰の書.前5~前4世紀成立.(解説=鈴木範久)(全4冊)
目次
目 次
凡 例
旧約聖書 Ⅱ 歴史
ヨシュア記
士師記
ルツ記
サムエル前書
サムエル後書
列王紀略上
列王紀略下
歴代志略上
歴代志略下
エズラ書
ネヘミヤ記
エステル書
解説(鈴木範久)
関連略年表
関連地図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミコヤン・グレビッチ
7
第2巻は副題に「歴史」とあるように、モーゼ以降の預言者たちと約束の地への到着(エジプトを出てから40年を要した!)、ダビデ王やソロモン王を含めた歴代の王が何をしたか、どのようにしてバビロン捕囚が起き、どのように帰還したかを記した文書が収められている。ここでも、エホバは気に食わないことがあるとイスラエル人に苦難を与え、また助けてやるというパターンが繰り返される。実際、他国に侵略されるのも、要は何かで機嫌を損ねたエホバの差金なのである。自業自得とはいえ、選ばれし民であるはずのユダヤ人たちが気の毒になってくる。2023/08/23
孤独な読書人
3
神話から物語へ。モーセ五書では律法の説明的箇所も多く読みづらかったがヨシユア記以降の歴史編ではカナンの地に到着したユダヤ民族がやがて王を立てて国を作りそして、バビロン捕囚につながっていく。2021/10/31
悠
1
旧約の歴史書は、約束の地カナンへの侵攻から、建国、分裂をへて、バビロン捕囚へといたるイスラエルの興亡が記されたもの。おもしろさでも知名度でも、ダビデとソロモンが他を圧しているので、全体の流れがおろそかにならないように心がけた。なかでも目をひらかれたのが、信仰の厚さをはかる項目の達成度によって、幾代もの王に次々と信賞必罰が加えられていくくだり。本篇の幕間というには、いささか長く単調な記述は、冗長な現代語訳では眠たくなったけど、簡潔な文語で読むと、ミニマムな反復の効果は明らかで、歴史を語る目的が伝わってきた。2016/07/31
浮草堂美奈
0
小説の資料に。2016/01/18
佐藤 智治
0
何も前触れもなく固有名詞が出てくるので、さっぱり判らなかった。 ですので、論じる資格なしです。2019/10/12
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