内容説明
神の教えに対する背反,不正と不義などを手厳しく批判し,救世主の出現を待望するイザヤ,律法を順守できない人間の心の根本悪を嘆き,神と新しい契約を結ぶ日がくることを告げるエレミヤ,エルサレムが滅亡し,絶望に沈むイスラエルの民に希望と勇気を吹きこむエゼキエル――.預言者を通じて示される神の託宣.(解説=鈴木範久)(全4冊完結)
目次
目 次
凡 例
旧約聖書 Ⅳ 預言
イザヤ書
ヱレミヤ記
ヱレミヤ哀歌
エゼキエル書
ダニエル書
ホセア書
ヨエル書
アモス書
オバデヤ書
ヨナ書
ミカ書
ナホム書
ハバクク書
ゼパニヤ書
ハガイ書
ゼアリヤ書
マラキ書
解説(鈴木範久)
関連略年表
関連地図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てれまこし
6
ダニエル書。ヨハネの黙示録と並ぶ千年王国思想の源泉。被征服民族の解放への願望が夢による御告げによって示される。未来の歴史が幻想的な比喩によって示されるのは弾圧を避けるためなのか、民俗的イメージに訴えようとするものなのか。いずれにしても、救いにならないからと信仰を捨ててしまうとかえって救われない、信じ続ければあの世ではなくこの世において救済が達成される(暴虐な政治権力が打倒され正義の王国が樹立される)というアメとムチのメッセージは普遍である。元は預言の実現よりは今を耐えるための忍耐の勧めであったかもしれない2019/12/08
ミコヤン・グレビッチ
2
第四巻は「預言書」。バビロン捕囚期あたりの預言者が大半を占めるので、エホバの言葉は「お前ら、よその神を崇めたから、罰としてしばらく苦労してもらうよ(意訳)」ばかりで、この巻はその繰り返しが九割方を占める。ストーリー的な要素があって印象に残ったのは、「ダニエル書」と「ヨナ書」の二篇のみ。また、「エゼキエル書」の後半はモーゼ時代を思い起こさせる。普通の読書家に「面白かった?」と聞かれたら「面白くはない」と答えるしかないけど、ヨーロッパの古典文学方面を探索するのであれば、やはり一度は読み通しておくべきものかと。2023/10/31
浮草堂美奈
1
小説の資料に。やっと全巻読んだ!2016/02/16
パンテレイモン
0
格調高いが慣れない文語文のため読むのにとても時間がかかった。また表記が統一されていない単語も多く困惑させられた。2017/11/17
Shinsuke Mutsukura
0
これは、本当に訳が分からなかったです。キリスト教もユダヤ教もいつも争ってる感じがして、嫌ですね。なんかあると天罰みたいな感じも。。。イナゴの恐怖はこの時からあったんですね。絶滅させられないものなんでしょうか?2020/11/18
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