内容説明
大学生の津村哲郎が死亡した。アルバイトで月200時間を超える残業の果ての「過労死」だった。彼の妹も、大学に通いながら風俗で働いていた。いくつもの事件を結びつけるキーワードが浮かび上がる。奨学金――そこには若者たちを陥れる罠が！ 犯人像作成のプロと特別検屍官。警視庁行動科学課の美女コンビが、彼らの声なき叫びに迫る！ 人気シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
106
シリーズ4弾！今回面白いテーマを持ってきたと、作者の手の上で転がされた気分で一気に読了した。『奨学金制度』実にありがたいと長男の時に感じたものでした（残念ながら無利子の方ではなかったけれど・・）地方から進学の為に出ていくには学費よりもなんたって生活費です（泣）一時期我が家は生活費が3世帯になり仕送りにヒーヒーした頃がありました。親に甲斐性が無い為に、子どもにバイト生活をさせ結局バイトに明け暮れはなんだか本末転倒・・又、返済金額も利息が思った以上に圧し掛かります。なので有りえない事件だとは思えなかった・・2016/05/11
み
20
さくさくと♪弟くんたちの登場がなく、残念なり。奨学金って、かなり大きい借金と聞いたことがあったけど(@_@)2017/11/23
sg
11
67年前に読んだから忘れた。でも面白かった気がする。反省はしても後悔はするな。すいませんでしたm(_ _)m
ひつじ
10
相変わらずのコンビ。疲れた頭へは最高のゆるさ...と思いきや、なかなかどうして資料を読み込まなければわからない情報が盛り込まれていたりして。まだまだ目が離せないのぅ。セリフの言い回しや登場の仕方は、湯けむりナンチャラのサスペンスドラマのコンビばりにベタだけど、それも割と今は好き笑2016/09/16
ariel
9
奨学金という制度の裏側は怖かった。現実は厳しいな。そんな中で海外のニュースでしか見たことないような札束撒き散らして人に奪い合わせる、という清香の行動に救われるように展開信じて読めました。2018/02/14
