内容説明
ひとり、入ったら、ひとり、消える――。年金生活の貧困シニアが入居する「加賀美荘」は「殺人アパート」だと囁かれていた――。FBIで捜査の訓練を受けた上條麗子刑事は、犯人像作成のプロフェッショナル。日本で初めてME(メディカル・イグザミナー)の資格を取った一柳清香特別検屍官。警視庁行動科学課の美人コンビが事件の真相に迫る! 人気シリーズ第3弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
60
テーマなど、目の付け所がいい気がする。娯楽に徹し、陰惨になりきらない。深みがない嫌いは確かにある。でも細かな設定には目をつぶって、とにかく勢いで読みきってしまえば少々のことは気にならない。そして一柳検死官のキャラが立ってきた。今回はわずかだが玲子の格闘シーンもある。楽しい時間がすごせた。2016/09/27
み
28
前の2作のイメージで読み始めたら…。テーマは、かなり重いお話しでした。んでも、さくさく読めますけどね。2017/11/15
うさっち
20
シリーズ3作目。アスベスト、貧困シニアなど重いテーマながらも麗子・清香コンビのキャラのおかげで暗くなりすぎずテンポよく読みやすかった。2019/02/21
ひつじ
9
伏線が回収されてよかったよかった。なかなかおもしろかった!2016/09/12
ariel
8
事件は繋がっているんですね。社会の問題は山積みだからなんでも解決ってわけにはいかないけれど清香がどんどん肉食になったりピラニアを飼ってるプライベートな部分がもっと知りたくて深刻な面に意識がいかなくなってしまいます。2018/02/08