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内容説明
多くの無名の人たちによって、歴史は創られる。しかし時に、極めて個性的で力のある人物が、その行く先を大きく変えることがある。本書では、まさに現代史の主要登場人物とでもいうべき6人の政治家を取り上げた。ロシアのプーチン、ドイツのメルケル、アメリカのヒラリー、中国の習近平、トルコのエルドアン、イランのハメネイ。彼らの思想と行動を理解することなく、今を語ることは不可能である。超人気ジャーナリストによる待望の新シリーズ第1弾。世界を動かす巨大な「個人」に肉薄する!【目次】はじめに/第一章 東西対立を再燃させる男 ウラジーミル・プーチン/第二章 第二の「鉄の女」 アンゲラ・メルケル/第三章 アメリカ初の女性大統領をめざす ヒラリー・クリントン/第四章 第二の「毛沢東」か 習近平/第五章 独裁者化するレジェップ・タイイップ・エルドアン/第六章 イランの「最高指導者」 アリー・ハメネイ/権力に魅入られた実力者たち――あとがきに代えて/主要参考文献/関連年表
目次
はじめに
第一章 東西対立を再燃させる男 ウラジーミル・プーチン
第二章 第二の「鉄の女」 アンゲラ・メルケル
第三章 アメリカ初の女性大統領をめざす ヒラリー・クリントン
第四章 第二の「毛沢東」か 習近平
第五章 独裁者化するレジェップ・タイイップ・エルドアン
第六章 イランの「最高指導者」 アリー・ハメネイ
権力に魅入られた実力者たち――あとがきに代えて
主要参考文献
関連年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
抹茶モナカ
28
池上さんが選んだ政治家6人について解説した新書。ヒラリー・クリントンがアメリカ大統領選敗北前なので、結構詳しく人となりを解説されていて、2016年発売の本なのに古さを感じさせる。それだけ世界が池上さんの予測を超えた動きをしたという事なのか。独裁者チックな政治家が、かつての自国の全盛期の偉人をなぞっているのは驚き。2017/11/12
Lee Dragon
27
第二の鉄の女、メルケルの章が1番面白かった。間違ったこと、自らの非を受け止めて展開していくスタンスにとても好感が持てるし、科学者のマインドで政治をさせているのだなと納得した。かつて、ドイツを封じ込めようとして発足したEUがドイツの発展に逆に寄与してるという状況も偶然ではないような気がしてきた。2020/04/04
岡本
23
発売時から3ヶ月、ヒラリーとエルドアンの項目は加筆する事が結構増えましたね。クーデター失敗とはいえトルコの国軍についての「現在では軍部の政治介入の可能性は薄くなったとされています」という一節には世界情勢の複雑怪奇さを改めて実感します。現時点でトルコの粛清は六万人に拡大。独裁化が進んでますなぁ…2016/07/22
kakoboo
20
池上さんの他の著作を読まれている方ならなんとなく見たことあるエピソードが殆どで、割りかしさくっと読めました。印象的なのはどの人も自分の国が動いた時に強い想いを感じておりその経験が今生きているということ。とりわけプーチンさんの影響についての言及が多く、ロシアそのものの動向についても世界に及ぼすインパクトの大きさが示唆されていました。ただしざっくり感は否めないので詳細を知るにはこの本だけでは不十分です。 ちなみに政治家編と書いているので他の版もでるのでしょうか、気になるところです。2016/09/22
中島直人
18
プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、ハメネイ、エルドアン。ヒラリーを除きトランプを入れれば、今、世界を動かしている政治家を網羅する。その6人について、池上さんが概説してくれる。日々のニュースについて、少しだけ深く読むことが出来るようになる。2017/04/01