内容説明
ソ連の日本人収容所、スペイン内戦、そして現代の東京。ハリウッドの大物や政財界の要人が深く関わる疑惑を、岡坂神策の受けた二つの依頼が引き寄せる。第二次大戦後、日ソ間で交わされたという密約と鍵を握るスパイの正体を巡り、繰り広げられる情報戦。半世紀前に封印された「真実」に岡坂が挑む長編サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひで
14
作家さんて、いろいろな事を知っていないとダメですね。2016/10/18
あや
12
とってもマニアック!それがとても良かったです☆これで岡坂シリーズ読み終わってしまったので早く新作が出るといいなぁ。2013/09/09
ロッシーニ@めざせ正社員
12
戦後のシベリア抑留に関して「密約」があったらしいとか、ソ連邦のスパイとか、戦後史にはまだまだ謎が多いみたいですね。興味深いです。2013/02/07
HoneyBear
8
西部劇に関する蘊蓄が多い。一気に読ませるが、物語は平板。スペイン内戦が「反ファシズム」対「反共産主義」だったという視点は面白かった。
Taro
5
岡坂シリーズは、本当に面白いですね。主人公に感情移入してしまい、いつも読みながら応援してしまいます。ラストの締めくくりはちょっと意外でしたが、楽しめました。あと、著者の映画への情熱がものすごく伝わってきて、そのお陰で読了後、西部劇を借りに行ってしまいました。。。2重の意味で楽しめた作品です。2011/12/07