内容説明
魔術師の青年教授と助手のぼくによる推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第5弾。四月の事件の再現──大見得を切るかのごとく届いた『魔術師からの挑戦状』! 最高潮の舞台が用意され、物語はスリリングに加速していく。謎は深まり、複雑に絡み合う思惑は事件をさらに混沌とさせる。まさに総決算とも言える物語に、手に汗握ること間違いなし! 魔術師たちの“最後”にして華麗なる饗宴が始まる。あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
85
城翠大学祭3日目、最終日。4月の事件再来か!?またもや「魔術師からの挑戦状」そして第1作から、何度もその影をちらつかせてきたあの魔術師がとうとう周くんと対峙。追う者と追われる者、謎の密室事件、皆の葛藤と思惑、全てがここに集結か!?ちらりと出てきた左杏先生の過去も気になるし。決着のPART2に進む。2016/05/12
hnzwd
46
シリーズ第五弾前編。ラストに向けての期待値、伏線共にいい感じに。魔術ありきのミステリで、どんでん返しにこだわったシリーズのラストはどうなるのか。下巻も一気にいきます!!2016/04/13
佐島楓
35
どこまでが仕掛けなのか、いくつか推論を立てながら読んだが、今のところわからず。次巻へ。2016/06/27
まりも
35
西洋文化史の異端の系譜「魔学」を教える魔術師たちが摩訶不思議な謎解きを見せる物語の6冊目。再び届いたアレイスタークロウリーの挑戦状をきっかけに、学園祭を巻き込んだ事件になっていく話。今回は下巻に向けた舞台を整えるための準備回といった感じでした。群像劇スタイルで進んでいくので、状況を把握するのに苦労したけど、これからどのようにして冒頭の部分に繋がっていくのか気になって仕方がありません。恋愛要素も入ってたし、Part2の展開に期待しましょう。2016/03/28
ダージリン
24
5作目になり、多くなってきたキャラクターを群像劇としてさらに掘り下げられていて興味深々です!それも周くんが聞いたことを再構成して語っている形をとっているので、これがどう作用するのか楽しみです♪2016/04/15