メディアワークス文庫<br> トリックスターズL

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メディアワークス文庫
トリックスターズL

  • 著者名:久住四季【著者】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048656702

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内容説明

名門城翠大学に着任した風変わりな青年教授。佐杏冴奈──彼の担当教科は普通ではない。西洋文化史の異端の系譜「魔学」である。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の第2弾が登場。 密室と化した実験場にて繰り返される惨劇。犯人は内部の者しかいない──王道の「嵐の山荘」もこの二人にかかれば、一筋縄ではいかない。 摩訶不思議な怪事件は現実と虚構が入り混じり、予想だにしない展開へ! あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

134
『ー犯人はトリックスター(詐欺師)だ』真相に辿り着いてみれば、ヒントとして示された言葉に一捻りあれども何と絶妙な仄めかしなことよ…現世界に6人しか存在しない魔術師2人による世紀の実験!いわゆる「嵐の山荘」を舞台に、まさかの失敗から続くのは不可思議な首吊り死体…その密室の完成には魔術が必要とか、意味深なコーヒーサイフォン描写など何ともハチャメチャ三昧(笑)結局導かれる事態は同じはずと割り切って、それまでの推理を全て破綻させる潔さはスゴい!読了して目にする“L”をイニシャルに持つ語の並びには切なさ募るばかり…2021/01/14

みっちゃん

98
ああ、またやられた!何となくモヤモヤもありながらの解決編の後に明らかになる、とんでもない真実。「嵐の山荘もの」からの攻め口でありながら、やっぱり最後は「魔術師」でくるのね。周くんの例の事も気になった。1作目で明らかになってるはずなのに、またあの書き方って事は、さらにまだ何かあるのかな?もう何も信じてはいけないようなこの感じと、シーナ先生の麗しい表紙に心奪われて、次も行きます!2016/04/05

hnzwd

73
魔術師達が絡み合うシリーズ第二弾。今作は嵐の山荘物っていうかなりミステリよりの作品。密室で起きた魔術師の首吊りは自殺か他殺か、、とか、素材は素敵過ぎ。一度解決した後の、魔術師ありきの真相ってのは、今後も定番なのかも知れません。。魔術ありなら他にも説明できる真相があるのが、、とはいうものの、騙される&どんでん返しが楽しいシリーズ。最後まで追いかけますよー。2016/03/26

まりも

45
西洋文化史の異端の系譜「魔学」を教える魔術師の教授と、その生徒が摩訶不思議な謎解きを見せる物語の2冊目。前巻よりもミステリー要素が強くなっていて面白かったです。『フーダニット』『ハウダニット』自体は、予想しやすく物語の展開自体も驚きはありませんでしたが、最後に明かされた『ホワイダニット』はなかなか興味深く、そう来るとは思っていなかったので、今回も綺麗に驚かされました。やっぱこの作品はラストからが本番ですね。最後まで油断出来ないこの感じがたまりません。この調子で復刊だけじゃなく、完全新作の方も期待したい。2016/01/27

紅葉

44
シリーズ2巻。今回はミステリー王道の嵐の山荘か舞台。新たな魔術師も登場してワクワクしながら読みました。面白かったです♪でも何とも悲しい、切ない結末でした。思い合うが故のすれ違い。難しいなぁ…。今回も二転三転する展開に振り回されながら楽しませて貰いました。やっぱり佐杏先生素敵!3巻も楽しみです♪2016/08/14

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