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内容説明
昆虫語の研究に熱中していたドリトル先生のところに,ある晩,家くらいもある巨大なガがあらわれました.このガが月の世界から来たのだと知って,先生は月へゆく決心をします.
目次
目 次
第 一 部
1 犬の博物館
2 ケ ッ チ
3 成功を求めて
4 子どもたちのあたたかいもてなし
5 ジプシーの生活
6 曲芸 師
7 修道 院
8 難儀をしていた羊飼
9 都会生活
10 隠者の生活
11 まげ髪テリア
12 犬の職業
第 二 部
1 虫のことば
2 外国種の虫
3 タンジェリン
4 家に飼われた虫
5 ゲンゴロウ
6 旅の終わり
7 島流しの生活
8 カゲロウの命
9 虫についてのダブダブの意見
10 巨大なガ
11 有史以前の彫刻家オーソ
12 「まだ月のなかったころ」
13 ロング・アローの思い出
14 ふたたび、運まかせの旅行
15 ガブガブの失敗
第 三 部
1 バンポと魔術
2 窓をたたく音
3 意外な訪問客
4 訪問客、目をさます
5 秘密を守るために
6 チョウの楽園
7 大きなガの故郷
8 ふしぎな花
9 月からあがる煙
10 トートーの警告
11 深夜の訪問者
第 四 部
1 バンポ、じゃま者を追い払う
2 警官隊出動
3 使いに出る
4 密 航 者
5 先生との再会
6 「死の空間」を横ぎる
7 月の二つの側
8 木が見えた
引力・魔力・四つの魅力……かこ さとし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
94
月から来た蛾。 蛾がもってきた不思議な花。 月のツリガネソウ。 月からの狼煙。 いよいよ月へ。2012/09/01
扉のこちら側
78
2016年680冊め。シリーズ7作め。月からの使いの大きな蛾、ってここまで大きいのか!と思わず笑ってしまった。解説でかこさとし氏も書かれているように、『犬の言行で「自立」の大事さや、戦争や軍隊についての考え、動物保護やペット飼育についての批判、やりがいのある研究や仕事とそれへの努力、死の恐れと家族への配慮など、いろいろな状況でどうするのかがよいかろ、やわらかく、考えさせ、導いています。』という名作。2016/09/03
たつや
44
前半は犬目線で犬の放浪記が続いていく、これがまた楽しい。ツボでした。浮浪者のおじさんが牛のミルクを絞ったり、楽しい。で、後半で、出会うドリトル先生は虫の言葉を勉強していた。とにかく、飽きさせないように色々な要素が詰め込まれている。さあ、あと少し。2017/03/14
Dai(ダイ)
20
第一部の犬のケッチの話にはドリトル先生はほとんど登場しないので、少し退屈した。第二部からはドリトル先生が虫のことばを研究し始めるところから、後半月に旅立つまでの流れがうまく繋がって楽しい。どうやら当時はまだ月に空気があると考えられていたらしい。次巻ではいよいよ月世界の話が聞けそうでますます楽しみ。2019/10/26
なおなお
6
今度は虫から話を聞こうとするドリトル先生、家に虫たちを集めて動物たちがあたふたする様子がなんともおもしろかった。そして月から来た…というある生き物、その描写も見事でワクワクした。2022/03/26