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内容説明
寒い冬のイギリスを脱出,ドリトル先生は動物たちと再びアフリカに出かけてファンティポ王国の郵政大臣になります.ツバメたちを使った小鳥郵便局は,世界でいちばん早い郵便として大成功.そして動物の通信教育も始まりますが,ある日,太古のカメから手紙が届くと,先生はさっそくカメに会いに秘密の湖に出かけてゆきます.
目次
目 次
まえがき
第 一 部
1 ズ ザ ナ
2 艦上での待遇
3 偉大なる砲手
4 ファンティポの王立郵便局
5 航海、おくれる
6 無 人 島
7 動物の楽園
8 世界でいちばん早い郵便
第 二 部
1 とても風変りな郵便局
2 チープサイド
3 鳥たち、コロンブスを助ける
4 スティヴン岬の灯台
5 カモメと船の話
6 気 象 台
7 通信教育
第 三 部
1 動物雑誌
2 先生のお話
3 ガブガブのお話
4 ダブダブのお話
5 白ネズミのお話
6 ジップのお話
7 トートーのお話
8 オシツオサレツのお話
第 四 部
1 小包郵便
2 郵便物、大盗難事件
3 真珠とブリュッセル芽キャベツ
4 真珠とり
5 オボンボの反逆
6 ドリトル先生、牢屋から出る
7 なぞの手紙
8 マングローブの沼の国
9 秘密の湖
10 郵政大臣さんの最後の命令
11 さよなら、ファンティポ
ドリトル先生に教わったこと……大岡 玲
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
67
2016年157冊め。うっかりファンティポ王国の郵政大臣に就任してしまったり、通信教育事業を始めたりと、動物の力を借りて本業以外でも大活躍のドリトル先生。ノアの箱舟の頃を知っている太古のカメを訪ねに行くとか、ロマンだなあ。2016/03/06
糜竺(びじく)
38
シリーズ3作目になりますが、相変わらず面白かったです。そして、ウルッとする事もありました。この作品の作者のアイデアというか、発想力はホントにとても素晴らしいと思います。読んでて、どんどんこの作品の世界観に引き込まれていきます。かわいそうなアフリカ人を助け、奴隷商人達を懲らしめ、鳥達に郵便配達をさせ、とても正確な天気予報を作り出したりと、色んなエピソードが満載でした!善意のかたまりのようなドリトル先生ですが、見倣える点も多々あるなあと感じさせられました。大人も楽しめる良い作品でした。2014/04/27
ロビン
19
第3作目は、気の毒なアフリカ人の奥さんを助けるため奴隷商人をこらしめた事件をきっかけに、アフリカのファンティポ王国にてドリトル先生が鳥たちを配達夫とした郵便局を開設するというお話。子どもの頃、字が書けるようになると友達同士でむやみやたらに手紙を交換するのが流行ったものであり、この郵便局ーしかも鳥が運ぶ郵便というロマンあふれる話は子供心というものをよく捉えていると思う(まあ英国はきちんと組織された自国の郵便制度が自慢だったということなのかもしれないけども)。先生の正義感と無欲恬淡ぶりは相変わらず素敵である。2019/07/12
そうたそ
14
★★★☆☆ 今回はアフリカのファンティポ王国なる国で郵政大臣になり郵便制度を整備することになったドリトル先生。相変わらずオーバーワーク気味であるが、鳥たちの協力により、郵便局は瞬く間に成功を収める。動物たちを使った、まさにドリトル先生ならではのアイデアが魅力。手紙の配達から始まった郵便局も、小包配達、動物への通信教育などあれやこれやと広がりを見せる。ひとつひとつのアイデアがユーモアに富んでおり、動物たちの愛らしさも相まって、微笑ましか感じながら読んだ。2024/11/01
北風
12
ドリトル先生、アフリカ好きねー。そして、今度は鳥を使った郵便局って、……鳥たちに報酬ってなにを支払ってるのか描写あった? 先生のカリスマ故としたら、すごすぎ。配達員が酷使されているのは、どこも同じなのか!? これもある意味当時の異世界モノよね? 未開の地はイギリス人にとって異世界。そして、文明を持ち込んで現地人たちにマウントをとるという……。いや、アンチしたいわけじゃないのー! 太古の亀が沼地にいるのって、はてしない物語みたい。まだこの時代にはいろいろロマンがあったんだよなーって思う。2025/06/26