内容説明
闇に蠢く悪の所業を、心を明かさぬ《仏》、重蔵の剣が両断する!
江戸で夜鷹殺しが続くが、いったい誰が? なぜ?
囮を使っての探索に、下手人は挙がるのだが、その裏にはある陰謀が!
心形刀流の練武館で鍛えた与力・戸部重蔵を同門の刺客が襲う!
「ねえさん、いいかい?」夜鷹は半信半疑だった。男の方から声をかけてくるなど、まずないからだ。だが、気づいたときは遅かった――。夜鷹殺しが続く中、重蔵は密偵を囮に女形の役者を捕らえるが、男は、「二度も女騙りにだまされるなんて」と口走るのだった。それ以上語ろうとしない男は何かに怯えているようにも?ある夜、重蔵は剣の同門らしき男に闇討ちに遭い…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
82
与力・仏の重蔵「修羅の剣」4巻。妖怪こと鳥居耀蔵が出てきて、信三郎さん彦五朗兄と悲しい別れとなりましたね、『大切なひとはなんとしても護り抜かなきゃ・・・』再び再会して欲しいな~2019/07/16
絳楸蘭
15
身分の高いお方の一言でこんなにも簡単に命が消えるものなのか…。まぁ、気に入られたくて、自分の保身のために動くんだろうけど、それをわかっていて言葉にするんだから悪党だよね。だんだんと大きいものに包囲されそうになっている重蔵さまだけど、大丈夫かな?矢部さまはいつからどんなことまでわかっていたんだろうか…。道場での二人のシーンが鮮やかに浮かび上がる。2015/02/07
いつでも母さん
13
藤先生、このシリーズ筆が乗ってきた。と、みる!「供養しようが仇を討とうが、殺された者が浮かばれるなんてことは、金輪際ねえんだよ」ドキッとしたねぇ。そうだよね。だからこそ、生きてるうちに、矢部様と再会しておくれね。でもって、妖怪に組み込まれないようにってか、やっつけておくんなさいよ。スカッとするはずが、矢部様罷免で悲しくなっちゃいましたよ・・2015/03/01
豆狸
0
彦五郎兄(涙) 鳥居燿蔵きらい! どの小説でもそうだけど、この人が出てくると胸糞悪くなる。どこまで嫌な奴だったんだろうか? 史実もそうなのか?2017/05/14
アニータ
0
恐ろしい人物が出てきました。いわゆる鳥居甲斐守耀三「妖怪」。そして、戸部重蔵が兄とも慕う南町奉行、矢部が改易の憂き目にあいました。重蔵が再び彦五郎兄と会うことがdきますように。2019/05/03
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